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スキー コラム 2017年3月22日

『おおいなる天空への誘い』スキージャンプFIS ワールドカップ 16/17 プラニツァ大会プレビュー

鳥人たちの賛歌 W杯スキージャンプ by 岩瀬 孝文
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安定している伸びやかなジャンプが持ち味の強者ストッフ(ポーランド)

フライングとなれば忘れてはならないドメン・プレフツ(スロベニア)

このジャンプ後半の最後のひと浮きが何ともいえないビケルスン(ノルウェー)から、いよいよ今季最終のW杯シリーズ、あでやかなフライングの地プラニツァ(スロベニア)へと会場を移していく。
オーストリアの名門NH台フィラハから南に山ひとつを超えていくと、そこに、どかんと聳え立つフライングシャンツェ。それは壮観そのもの、ここでは清涼なる空気のもと、選手とつねに4~5万人を集める観客もすこぶる幸せな気持ちに包まれる。
近年、改修されて綺麗になったプラニツァFH台はフライトの高さもあって圧巻と言えるが、あの最後のフワフワ感は奪われてしまった。あとは、下から見て右側にある林間の切れ目から入ってくる一陣の突風に気を配りながら飛んでいけばよい。
昔、岡部孝信選手(現・雪印メグミルクスキー部コーチ)が、空中でそれにあおられてバーンに叩きつけられ気を失い、まるで人形のように流され落ちていった忌まわしき風である。それを覚えているジャンプファンもたくさんいるだろう。そのときはバーンが柔らかくて顔の腫れと身体の痛みくらいで難を逃れたが。

この地で、かつて国別対抗において圧勝を重ねた日本チーム。
あの栄光よ、再びである。

巨大な鳥の着ぐるみが、リズムに合わせてランディンバーンをピョンピョンと飛び跳ねるコミカルな様子と、大観衆の耳に軽やかに響くプラニツァ音頭(日本のジャンプファンが名付けたという話もあり)を肌で感じながら、いつものようにおおらかな気持ちで、レジェンド葛西紀明、絶好調な伊東大貴、小林潤志郎(雪印メグミルク)と小林陵侑(土屋ホーム)兄弟、竹内択に作山憲斗(北野建設)のビッグジャンプに希望を乗せてみたい。

岩瀬 孝文

ノルディックスキージャンプの取材撮影は28年以上、冬季五輪は連続5回、世界選手権は連続12回の現地入り取材。スキー月刊誌編集長を経て、2007札幌世界選手権では組織委員会でメディアフォトコーディネーターを務めた。 シーズンに数度J SPORTS FIS W杯スキージャンプに解説者として登場。『冬はスキー夏は野球』という雪国のアスリートモードにあり、甲子園の高校野球や大学野球をつぶさに現場取材にあたっている。

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