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スキー コラム 2017年3月8日

『ラハティの追い風とマテリアル開発競争』スキージャンプFIS ワールドカップ 16/17 後半戦プレビュー

鳥人たちの賛歌 W杯スキージャンプ by 岩瀬 孝文
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葛西紀明

エリア内で集中する葛西紀明(土屋ホーム)。ヘルメットの後頭部もじつは格好良いのがよくわかる。これはウッドアイキメさんのデザイン

ヤンネ・アホネン

ラハティの英雄ヤンネ・アホネンが果敢に飛び大観衆が歓喜した

ところが他国でいうと、ノルウェーは新繊維のスーツへの乗り遅れが目立っていた。とはいえ団体戦は意地のバイキング魂が炸裂していたが。

W杯終盤戦の注目度はここにある。
すでに始まっているマテリアル開発競争。軸となる各国の基本技術にマッチングして、進化を見せるジャンプスーツの形状やビンディング用具など。
そのもの日本チームには世界最高峰の開発能力がある。そのあたりの先見性と器用さは抜群、だからこそ海外列強は日本の動向に目を光らせる。

今回フィンランドは勝てないことに理由に地元出身のヤンネ・アホネンの登場で盛り上げ、しかもノルディック複合では、あのごぼう抜きのハンヌ・マンニネンまで復帰させていた。そんなノスタルジックな雰囲気で会場の大観衆は沸いた。
観客の皆さんは入場チケットを購入して観にきてよかったねと、にこやかに帰路についた。これぞノルディック世界選手権の醍醐味であった。

さて、W杯終盤戦、ロングジャンプでおのおのが魅せてシーズンを飾ろうとする。
では日本選手は、もうおわかりであろう、そこはマイペースなジャンプでいいのだ。
であれば落ち着いて、緑茶を飲みながら夜のJSPORTS中継でまったりと応援していこう。

岩瀬 孝文

ノルディックスキージャンプの取材撮影は28年以上、冬季五輪は連続5回、世界選手権は連続12回の現地入り取材。スキー月刊誌編集長を経て、2007札幌世界選手権では組織委員会でメディアフォトコーディネーターを務めた。 シーズンに数度J SPORTS FIS W杯スキージャンプに解説者として登場。『冬はスキー夏は野球』という雪国のアスリートモードにあり、甲子園の高校野球や大学野球をつぶさに現場取材にあたっている。

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