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タフなコースでクリストッファーセンvs.ヒルシャーが激突。 好調湯浅、一気に表彰台に駆け上がるか?=アルペンスキーW杯男子スラローム ザグレブオ(クロアチア)
アルペンスキー・ワールドカップ(白いサーカス)転戦記 by 田草川 嘉雄 1年末最後の男子技術系レースは、12月22日マドンナ・ディ・カンピリオ(イタリア)でのスラロームでした。1本目が午後5時45分、2本目8時45分開始というナイトレース。夜間照明に照らし出された伝統のスラロームコース“カナロネ・ミラモンティ”は、とても素晴らしい雰囲気でした。
昼過ぎまではポカポカと暖かい天候でかなり緩んでいたコースも、日が陰り気温が下がるとともに急激に硬化。レースが始まる頃にはほぼ完璧なアイスバーンとなりました。
ヴァル・ディゼールで10位入賞を果たした湯浅直樹は、この日も1本目36番スタ―トから、目の覚めるようなスラロームを見せてくれました。スタート直後から、テクニカルなポールセットにリズムを合わせ、第1中間計時をベストタイムで通過。、後半の急斜面では何度かコースを飛び出しそうになりながらも、驚異的な粘りでリカバリーしてフィニッシュ。トップのヘンリック・クリストッファーセン(ノルウェー)からわずか0秒72という僅差で8位につけました。
2本目の旗門構成は、一転してスピードセット。湯浅の滑りはやや固さが感じられる、スピードに乗り切れない印象でした。ゴールした時点で2位で、最終的には8位と順位は変わらず。本人としては悔しさも残るレースだったようですが、2戦連続のトップ10という結果は、膝・足首に痛みを抱える現状を考えれば、文句なしの好成績といって良いでしょう。これでWCSLは30位に上昇し第2シードに復帰しました。さらに平昌五輪への選考基準である「ワールドカップ・世界選手権で8位内入賞を1回以上」というハードルもクリア。いち早く五輪チケットを手にしたことになります。
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