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スキー コラム 2016年1月25日

興奮はまだまだ続く。舞台はキッツビュールからシュラドミングへ =アルペンスキーW杯男子スラローム シュラドミング(オーストリア)

アルペンスキー・ワールドカップ(白いサーカス)転戦記 by 田草川 嘉雄
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例年以上の盛り上がりを見せたキッツビュールのハーネンカム大会。その熱狂の週末が明け、わずか中一日で、ワールドカップはシュラドミングへと舞台を移す。“The Night Race”。火曜日の夜、山奥の小さな町に5万人の大観衆が集まる奇跡のようなレースである。すべてのダウンヒラーにとって、キッツビュールのハーネンカムダウンヒルに勝つことが究極の目標だとすれば、すべてのスラローマーがもっとも勝ちたいと願うレース、それがシュラドミングのThe Night Raceなのだ。

昨年は、アレキサンダー・コロシロフ(ロシア)が優勝した。その前の年は、ヘンリック・クリストッファーセン(ノルウェー)が優勝。ふたりにとって、いずれもワールドカップで初の優勝を熱狂のナイトレースで獲得したのだ。その流れがもしも今年も続くなら、誰がここでワールドカップ初優勝に到達するのだろうか?

優勝する力を持ちがなら、まだ表彰台の真ん中に立ったことのない男。何人かの名前が思いつくが、もっとも有力であろうのは、フリッツ・ドプファー(ドイツ)だ。過去9回も3位以内に入りながら、優勝だけがない。1本目でトップに立ちながら、どうしても逃げきれない。そんな不運と不幸に付きまとわれている選手だが、実力的にはなぜ優勝できないのか不思議なくらいである。 昨日のキッツビュールのスラロームでも、ドプファ―は1本目でベストタイムをマーク。82人がスタートして、40人しかゴールできなかった壮絶なスラロームで、2位マティアス・ハルギン(スウェーデン)に0秒18差をつけるほぼ完璧な滑りだった。しかし、これまで何度もそうだったように、2本目の滑りが固く、リードを守り切ることができずに後退。それでも3位に踏みとどまって表彰台に上った。 「今のヘンリックとマルセルに近づくためには、絶対にミスは許されない。その意味では1本目は完璧だった。2本目も自分では悪く無い滑りだったが、あの条件のなかではあれが精一杯。3位で表彰台に上れたことは、とても満足している」と謙虚に語った。今シーズンの彼は、序盤でつまづき、12月の半ばまで10位?20位台のレースが続いていた。しかし、その後徐々に調子を上げ、ようやく本来の位置に戻ってきた。「ワールドカップでもっともフェアで誠実な男」と言われ、真面目が服を着てスキーを履いているようなドプファ―。実力がありながらどうしても勝利に手が届かないのは、俺が俺がというがむしゃらさに欠けるからかもしれない。そんな勝利への最後の1ピースを彼が手に入れたなら、シュラドミングでの初優勝の可能性も見えてくるのではないだろうか。

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