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スキー コラム 2016年1月7日

巨大なラージヒルに鋭くアタック!スキージャンプFISワールドカップ/ビリンゲン・プレビュー

鳥人たちの賛歌 W杯スキージャンプ by 岩瀬 孝文
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伝統の試合、年末年始のジャンプ週間4ヒルズトーナメントが終了した。
個人総合優勝は前回のジャンプコラムの予想どおりプレフツ(スロベニア)が得た。
彼は、去年、僅差でのW杯個人総合2位の悔しさから、一転、この夏の激しいオフトレーニングによって這い上がり、その勢いにまみれてのジャンプ週間3連勝であった。

その技術はスピードジャンプが主軸となし、サッツからのハイスピードでジャンプの頂点まで突き進み、そこからは身体を前方へ寝かしていく軽やかな推進テクニックを持って、ぐいぐいと飛距離を伸ばしていた。
そこにはスロベニアチームの秘策ともいえる上半身の新しいカッティング形状にみられるNEWジャンプスーツの存在もあるのだが、そこまでに厳しき陸上トレーニングと技術のスキルアップがあったことは確かである。

というように今季は五輪や世界選手権などの大きなイベントがなく、マテリアルにおけるいろいろな試行がおこなわれてもいる。
これにはシーズン直前におけるジャンプスーツの股下の長さなどのルール変更も、一種のテストが重ねられる状況にあり、各国チームともに我先へと、せめぎ合いが続けられる。

このジャンプ週間を終えて、個人戦でいえばプレフツ、フロイント(ドイツ)、ガングネス(ノルウェー)らの有力選手を中心にW杯は進んでいきそうな状況だ。
そこにオーストリアで人気のハインバックとクラフト、さらにチーム力あるノルウェーのファンネメルとフォルファンなどが、鋭く上位につけてきている。
巨大なラージヒルで名を馳せるビリンゲンでは地元ドイツの英雄フロイントとW杯個人総合で首位を走るプレフツとの好勝負をメインに楽しみたいところ。

今季のW杯では、チーム力をはかる上で注目の団体戦が6試合ほどマッチメイクされており、ドイツ、オーストリア、ノルウェー、スロベニア、ポーランドに日本あたりが表彰台を狙えるポジションにある。そこには誰をラストジャンパーに据えるかなどというチーム間における駆け引きが頻繁にみられ、そういう観点を追うのも見応えのひとつとなる。

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