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スキー コラム 2016年1月4日

異常な暖冬が続くヨーロッパ。 ザグレブのスラロームはサンタ・カテリーナで代替開催 =アルペンスキーW杯男子スラロームサンタ・カテリーナ(イタリア)

アルペンスキー・ワールドカップ(白いサーカス)転戦記 by 田草川 嘉雄
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この2強に続き、第2戦で3位となったのは、マルコ・シュヴァルツ(オーストリア)。一時代を築いたベンジャミン・ライヒ、マリオ・マットらのベテランが相次いで引退し、大エースのヒルシャーに続く選手が不在となった現在のオーストリアチームにあっては、待望の期待の新鋭。まだ20歳の彼にとっては、初のワールドカップ表彰台となった。33番スタートから1本目15位、2本目でさらに大きく順位を上げた果敢な滑りは立派。しかし、2本目のジャンプアップはコース状況に助けられた面もあっただけに、真価が問われるのはこれからだろう。とりあえず第2シード入り。この勢いのまま一気に第1シードまで駆け上がるのか、それとも世界の壁の前でもう暫くの間、足踏みを強いられるのか。いずれにしても今後の活躍が楽しみな新鋭の出現である。

日本のエース湯浅直樹(スポーツアルペンSC)は、過去2戦いずれも不本意な滑りに終止した。第1戦はゴール寸前で旗門を間違えるという凡ミス。第2戦もスタート直後からどこか慌てた印象で、何度もミスを繰り返した末にコースアウトしてしまった。これでWCSL(ワールドカップスターティングリスト)では33位。彼よりも上位に引退した選手が2人いるが、それでもランキング31位と第2シードで滑る権利を失った。スロースターターなのは例年通りのことかもしれないが、悪い流れは一刻も早く断ち切りたいところだ。

日本チームからはこの他に成田秀将(東海大)と中村舜(東海大)のふたりが出場予定。成田はワールドカップ4戦目、中村にとってはこれがデビュー戦となる。ともに今すぐ上位入賞が望める段階ではなく、将来に向けて経験を積む段階だ。当面は遅いスタート順をいかに克服するかがポイントとなるだろう。このまま暖かい気候が続けば、コースはマドンナ同様に軟らかいだろうし、逆にどかっと新雪が降ったとしたら、それはそれでやっぱりアイスバーンは望めない。いずれにしてもコースは荒れるのだ。そんななか60番台以降で滑るふたりがどこまで自分のスラロームをできるか。世界のライバルたちとの争いを生き残るためには、相当の闘志と集中力が必要となるはずだ。だが、そんな試練を克服しなければ、未来はない。湯浅を含め、日本選手にはこの正念場を乗り越え、新たな道を切り開いてほしいと思う。

田草川嘉雄

田草川 嘉雄

白いサーカスと呼ばれるアルペンスキー・ワールドカップを25年以上に渡って取材するライター&カメラマン。夢は日本選手が優勝するシーンをこの目で見届けること。
[email protected] ≫ReplaySkiRacing

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