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華麗なる4ヒルズ、葛西紀明めざせ哀愁の表彰台!スキージャンプFISワールドカップ/ジャンプ週間・プレビュー
鳥人たちの賛歌 W杯スキージャンプ by 岩瀬 孝文 0さて、いまや群雄割拠。
有力チームはドイツ、オーストリア、スロベニア、ノルウェー、ポーランド、そして我らが日本。
優勝争いは勇者フロイント(ドイツ)に絶好調のプレフツ兄(スロベニア)。
このイエロービブを引っ提げるプレフツには、16歳でW杯2位表彰台プレフツ弟の援護射撃が期待される。
ドイツは好漢フライタクと故障から復帰したヴェリンガーが虎視眈々と上位を狙う。
そこにまた長距離ジャンパーのフォルファン、伸び盛りのガングネス、ファンネメルなどのノルウェー勢がしたたかに切れ込んできそう。ただしジャンプスーツにみられる股下の長さが少々気になるが。
黙っていられないのは強豪オーストリア。前年度4ヒルズ覇者のクラフトはこのままでは終われず、仲良しのハインバックと一緒にそのトップ2を追う。そこでもベテランいぶし銀コフラーが俺に任せなさいと、にらみを利かせる。
また赤白の熱狂応援団に後押しされるポーランドのストッフやジラ、コットらの巻き返しにも注目だ。
日本は葛西選手の表彰台、伊東大貴選手(雪印メグミルク)と竹内択選手(北野建設)の上昇が望まれるが、果たして雪不足による雪上練習本数の少なさの影響はどのようであろう。そこで夏の覇者で雪のレールに慣れてきた作山憲斗(北野建設)や2015ファルン世界選手権代表の小林潤志郎(雪印メグミルク)などによる一発にも想いを込めたい。
欧州も雪のつきがよろしくない。そうすると暖冬にて、風がめまぐるしく変化する状況にもなる。タイミングよく好ましい風に乗れるかどうかはまさしく運次第、今季のジャンプ週間はそういう試合展開となりそうだ。
岩瀬 孝文
ノルディックスキージャンプの取材撮影は28年以上、冬季五輪は連続5回、世界選手権は連続12回の現地入り取材。スキー月刊誌編集長を経て、2007札幌世界選手権では組織委員会でメディアフォトコーディネーターを務めた。 シーズンに数度J SPORTS FIS W杯スキージャンプに解説者として登場。『冬はスキー夏は野球』という雪国のアスリートモードにあり、甲子園の高校野球や大学野球をつぶさに現場取材にあたっている。
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