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スキー コラム 2015年11月17日

スキージャンプ15/16シーズンプレビュー ポストシーズンに見られる各国選手の個性豊かな姿

鳥人たちの賛歌 W杯スキージャンプ by 岩瀬 孝文
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レジェンド葛西紀明(土屋ホーム)は、その顔に満面の笑みを浮かべていた。 そこで、おもむろに口を開く。

「あんまり、練習していないんですよね~」

夏場8月後半に開催された白馬サマーグランプリの2本目、さらには秋深い10月終わりの全日本選手権ラージヒルにおける2本目、ともに厳しい言い方をすれば失速であった。これが人気選手の辛いところ。 微笑どころではないのである。

シーズンオフの講演会は、北海道内はもとより全国各地におよび、さらにはテレビのバラエティ番組などへの出演でたびたび上京、その間はトレーニングを中断せざるを得なくなり、そこでいくばくかのストレスに悩まされる。 ただし普段から応援してくれるファンのみなさんと、人との出会いを大切にしている葛西選手だ。つねに、にこにこと応対にあたりそこに焦りはなかった。 しかし、試合で負けてしまうと、それは持ち前さだか勝負師の血が騒ぎまくる。悔しくてしょうがないのだった。

「冬、雪の上でのトレーニングですね。それで開幕戦に本調子を合わせていきますから、大丈夫ですよ! もちろんW杯優勝を狙って、あわよくば個人総合優勝も(笑)」

と、成田空港を旅立ち、向かった先はいつものクオピオ(フィンランド)。現在、コーチを務めるヤンネ・バータイネンの故郷である。そこで入念なまでに雪上のジャンプ練習を積み重ねて、11月21日と22日に行なわれるスキージャンプW杯開幕戦クリンゲンタール(ドイツ)へと猛然とアタックをかける。 考えてみれば彼は大ベテランである。そのあたりの調整には抜群のパワーを持っている。 メンタルを強く、43歳ならではのビッグジャンプを世界中の人々に分け与えたい。そのものいつまでも大らかに遠くへ飛んでいく。

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