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スキー コラム 2015年4月1日

驚異的な集中力。土壇場でヒルシャーがタイトル獲得 アルペンスキーW杯シーズンレビュー

アルペンスキー・ワールドカップ(白いサーカス)転戦記 by 田草川 嘉雄
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もっとも、冷静に考えれば、この段階でもなお可能性はノイロイターの方により多く残されていた。仮にその順位が2本目も変わらないとすると、ノイロイターは18点、ヒルシャーは60点の加算。つまり55点差はこのままではひっくり返らない。しかも、2本目はノイロイターのスタート順がだいぶ早く、この日の軟らかなコースコンディションを考えれば、巻き返しは充分に可能だったはずである。

だが、ノイロイターは精神的に追い込まれ、さらに爆弾を抱える腰の状態も思わしくなかった。2本目も平凡な滑りに終始し、順位をふたつしか上げられず12位。対照的にヒルシャーの2本目は見事だった。1本目2位のヘンリック・クリストッファーセン(ノルウェー)と首位グロスを飛び越えて逆転勝利。一気に100点を稼いでスラロームの種目別タイトルをさらってしまったのだ。

「順位とかポイントのことは考えずに、自分の滑りだけに集中した。やるべきことはただひとつ。限界まで自分をプッシュし最高の滑りをすることで、他に選択肢はなかった」と勝因を語るヒルシャー。土壇場での気持ちの強さ、そして集中力の高さが大逆転での勝利を呼び込んだといえるだろう。
ノイロイターは、またしてもタイトルに手が届かなかった。3年連続の種目別2位で、いずれもヒルシャーにやられている。昨シーズンはわずか15点差で今季も23点という僅少差だが、どうしてもヒルシャーを超えられない。今年こそ悲願達成の大きなチャンスだったが、結局は最後の2レースでひっくり返された。

種目別3位は、アレキサンダー・コロシロフ(ロシア)。29歳にしてワールドカップ初優勝を記録した彼は、今季のスラローム11レース(世界選手権を含む)すべてで10位以内という安定した成績を残した。優勝回数ではヘンリック・クリストッファーセンが2回で上回ったが、けっして失敗しない無類の勝負強さが光った。

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