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スキー コラム 2014年12月26日

偉大なるかな4ヒルズ(ジャンプ週間)

鳥人たちの賛歌 W杯スキージャンプ by 岩瀬 孝文
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いよいよ欧州4ヒルズトーナメント(日本での愛称:ジャンプ週間)が開幕する。
これはドイツとオーストリアの4つのジャンプ台を年末年始の約1週間に渡り、移動しながら試合する伝統的なW杯。このシリーズで個人総合優勝が決まり、高額の賞金に加え、高級新車1台の副賞がつく盛大な連戦になる。

開幕はドイツの2試合で12月28日(日)のオーベルスドルフと1月1日(月)のガルミッシュ・パルテンキルヘン、そしてオーストリアでの1月4日(木)インスブルックに1月6日(土)の最終戦ビショフスホーフェンになる。 この4つのジャンプ台に最大で4~5万人もの大観衆が集まっていた時代もあり、いまではその安全面から考慮されて2万5千人から3万人くら いに入場が制限されている。それだけ人気あふれるビッグイベントになっている。

シャンツェには近年においてアイストラックの導入などの改修がなされている。しかし、最終戦のビショフスホーフェンはアプローチの角度が浅く、しかもだらだらと長くなり、踏み切りのタイミングがとりづらい日本選手泣かせのシャンツェ。 かつて3連勝して、ここで史上初の4ヒルズ4連勝を狙った船木和喜選手は、湿雪にも悩まされ8位に終わり個人総合優勝を逃してしまった。ただ、現在のチームスタッフ、宮平秀治コーチはこの地で表彰台に昇るなど、めっぽう得意にしていたのだから素晴らしい。

各々の会場では観客が美味しそうにグリュネーワイン(ホットワイン)を飲み、パンにはさんだ美味なソー セージを食べつつ熱狂的に地元選手を応援する。そのなかでも葛西紀明選手には、分け隔てなく会場全体からの暖かい拍手が鳴り響いて、カミカゼ・カサイから受け継がれるレジェンド(伝説の名選手)として敬意を払われている。

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