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総合4連覇に向けて好スタートのヒルシャーが最有力 = レヴィ/フィンランド プレビュー
アルペンスキー・ワールドカップ(白いサーカス)転戦記 by 田草川 嘉雄 02014/15シーズンの開幕戦として、男女のジャイアント・スラロームがセルデン(オーストリア)で行なわれてから約2週間、今度はスラロームの第1戦がフィンランドのレヴィで行なわれる。土曜日が女子、日曜日が男子というスケジュール。セルデン同様、男女同一コースでのレースとなる。
レヴィはフィンランド北部、神話とオーロラの国ラップランド地方に位置するリゾート地だ。北緯はおおよそ67度。北緯66度33分線を北極線、そこから北の地域を北極圏と呼ぶが、レヴィの町は北極線を超えてさらに170km北上したところにある。 初めてワールドカップが行なわれたのは、2004年。ワールドカップのレギュラー会場としてはザグレブ(クロアチア)と並ぶ新顔だが、現在のワールドカップではもっとも北で行なわれるレースとして、ファンの間でもすっかり定着したといえるだろう。
さて、今シーズンもスラロームの開幕戦となるこのレース。果たしてどんな展開となり、どんなドラマが生まれるのだろうか。 もっとも注目されるのは、当然のことながらマルセル・ヒルシャー(オーストリア)だ。男子としてはワールドカップ史上初の総合4連覇をめざす彼は、セルデンのGS開幕戦で圧倒的な強さを見せつけて圧勝し、最高のスタートを切っている。その勝利の後、しばらくはスラロームに集中すると語っていただけに、万全のコンディションを整えてレヴィに乗り込んでくるだろう。
昨シーズンのヒルシャーは、1本目、2本目ともにベストタイムというスーパーラン。それまでは苦手意識があったというコースを完璧に攻略しての勝利だった。中盤まではうねりのある中・緩斜面が続くこのコース、軽量級のヒルシャーにとってはここでいかにスピードに乗るかがひとつのポイントだったが、昨シーズンの優勝で見事この課題を克服。大きな自信をつかんだはずだ。今季の彼は上半身を中心に意識的に体重を増やす身体作りを行ない、さらにパワーアップしており、今のところ死角は見つからない。ほぼ間違いなく優勝争いに加わってくるはずだ。
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