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スキー コラム 2012年11月2日

2012/13 FISアルペンスキー・ワールドカップ プレビュー

アルペンスキー・ワールドカップ(白いサーカス)転戦記 by 田草川 嘉雄
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10月の最終週、オーストリアの氷河スキー場、ゾルデンで2012/13シーズンのアルペンスキー・ワールドカップが幕を開けた。あいにく天候には恵まれなかったものの、今年もアルペンスキー最高峰の戦いが繰り広げられ、標高3000mを超えるレッテンバッハ氷河は多くの観客の声援に包まれた。

オープニングのレースは男女のジャイアント・スラローム。女子はティナ・マゼ(スロヴェニア)が3年連続の開幕戦勝利を記録すれば、男子はテッド・リガティ(アメリカ)がこれまた昨年に続く連勝。しかも男子GSとしては歴代7位となる2秒75もの大差での勝利だった。

この開幕戦を皮切りに、これから3月半ばの最終戦まで4カ月以上にわたる戦いが展開される。ヨーロッパ、北米、北欧、さらにはロシアを転戦。残念ながらアジアにはやってこないが、アルペンワールドカップは今シーズンも北半球の冬を熱くするに違いない。

男子は昨シーズンの総合&GSチャンピオン、マルセル・ヒルシャー(オーストリア)を中心にまわるだろう。現在23歳。ワールドカップにデビューしてまだ6年目だが、すでに王者の風格を漂わせつつ、スーパースターへの階段を駆け上がる若者だ。昨シーズンは9レースに優勝し14レースで表彰台に立つという大活躍でふたつのタイトルを獲得した。今季はそれらの防衛を狙うと同時に、スラロームの種目別優勝も重要な目標となる。

J SPORTSでは、今シーズンも男子スラロームを全戦生中継。ヒルシャーのスラロームがどれだけ進化しているかが、大きな見どころのひとつだ。これまではあまりに過激なアタックゆえの旗門をまたぐ失敗で、勝てるレースを取りこぼすことも多かったが、これが解消されればやはり彼がスラロームチャンピオンへの最短距離にいる。

対抗馬として有力なのは、イヴィッツァ・コスタリッチ(クロアチア)とアンドレ・ミューラー(スウェーデン)。コスタリッチは一昨シーズンの、ミューラーは昨シーズンのスラローム・チャンピオンである。ともに円熟の技術を誇るベテランで、安定感ではヒルシャーをしのぐ実力者。ミリ単位でポールを狙い、100分の1秒を削り合うスラローム競技では、あらゆることが起こりうる。今季も昨シーズン以上の激戦となることは必至で、ファンとしては目を離すことのできない展開となるだろう。

日本選手ではエースの湯浅直樹に期待が集まる。昨シーズンはシュラドミングとバンスコで5位入賞。とくにシュラドミングのナイトレースでは優勝したヒルシャーにわずか0秒50という僅差に迫るすばらしい滑りを見せた。今季の目標は当然表彰台、それも最上段に上ること。実力的にはその可能性もけっして小さくない。例年シーズン序盤に出遅れることが多いだけに、目標に近づくためには、まずは第1戦レヴィでしっかりと調子をつかむことが大事だろう。

[写真左]ヒルシャー
昨シーズンの総合&GSのチャンピオン、マルセル・ヒルシャー。今季もワールドカップは彼を中心に回るだろう
[写真右]アンドレ・ミューラー
最終戦の大逆転でスラロームチャンピオンとなったアンドレ・ミューラー。つねに上位をキープする安定感はNo.1だ

[写真左]イヴィッツァ・コスタリッチ
怪我との戦いが続くイヴィッツァ・コスタリッチ。今季もコンディションは万全ではないが、豊かな経験と安定感は大きな武器に王座復帰をねらう
[写真右]湯浅直樹
日本のエース湯浅直樹にとって最初の課題は第1シード入り。悲願のワールドカップ優勝も、その先に見えてくるはずだ

田草川嘉雄

田草川 嘉雄

白いサーカスと呼ばれるアルペンスキー・ワールドカップを25年以上に渡って取材するライター&カメラマン。夢は日本選手が優勝するシーンをこの目で見届けること。
[email protected] ≫ReplaySkiRacing

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