人気ランキング

J SPORTS IDを登録すれば、
すべての記事が読み放題

J SPORTS IDの登録(無料)はこちら

メルマガ

お好きなジャンルのコラムや
ニュース、番組情報をお届け!

メルマガ一覧へ

コラム&ブログ一覧

スキー コラム 2010年3月1日

【アルペンスキーW杯転戦記特別編】 バンクーバー五輪男子スラローム

アルペンスキー・ワールドカップ(白いサーカス)転戦記 by 田草川 嘉雄
  • Line

アルペン競技の最終種目は、男子スラロームだ。今回のオリンピックで唯一日本選手が出場する種目。1本目のスタートは、現地時間の2月27日午前10時。日本では28日の午前3時だからリアルタイムでテレビ観戦するのは相当つらい時間だ。しかし、幸運なことにこの日は日曜日。ぜひ頑張って佐々木明、皆川賢太郎両選手を応援してほしい。

写真キャプション
【写真1】優勝候補筆頭はラインフリート・ヘルブスト。ただしオーストリア男子はまだメダルを1個も獲得していない。ラストチャンスでエースにかかるプレッシャーは相当なものがあるだろう
【写真2】ときおり冗談を交えながら余裕の受け答えの佐々木明だが、うちに秘めた思いは熱いはず

日本チームは15日から同じカナダのナキスカでトレーニングを行ない、21日にバンクーバーに入った。翌23日には記者会見を行ない、オリンピックをいかに戦うのか、それぞれの思いと抱負を語った。以下は、そのダイジェストだ。

コースの印象について
■皆川 中間から下は、湿気を含んだ雪質なので、明日からの練習でエッジや滑りをそれに合わせて調整する必要がありそうだ。
■佐々木 コースのことは、まだよくわからないけれど、レースの日までには万全の準備をしたい。

バンクーバー五輪の位置づけは?
■皆川 年齢的なこともあって、1試合1試合を大切に戦ってきた。今回は集大成というほどではないにしても、今までとは少し違う特別なオリンピックなので、より集中しているなと感じる。
■佐々木 オリンピックというのは、特別。ワールドカップも大切だけど、オリンピックはやはりあらゆる意味で特別だと思う。練習のときから1本1本集中して、準備をしていきたい。

家族の支えについて
■皆川 妻(モーグルの上村愛子選手)の戦い、頑張っている姿を見てからレースに臨めるので、その意味でも特別な大会だなと、そう自然に思える。
■佐々木 本当に家族に支えてもらってここまでくることができた。うちの家族にとって、オリンピックというものは、最高の一番高い位置づけなので、そこにトライできること自体が幸せ。あとは最高の結果を出すことで、応えたい。

目標は?
■皆川 今回のオリンピックを見ていると、どの種目もすべてを出し切ったところからさらにもう一段高いものに挑んだ選手、そうやってレースの展開を自分のもとに引き寄せた選手がやっぱりメダルをとっていると感じる。僕は今回のオリンピックは前回よりもスタート順も遅いし、メダルとの距離は離れているかもしれないが、とにかく自分でこのコースでベストを出せるように攻撃的に滑りたいと思う。
■佐々木 目標はあくまで金メダル。そこのところは、少しでもぶれてしまうとそこに届かなくなるので、金メダルを狙っていく。付け加えれば、今回残念ながら湯浅がここにこられなかった。本当は3人でオリンピックに出たかった。あいつの分も…、というほど俺がそういうことができるかというとアレだけど、やっぱり湯浅の分も頑張りたいと思う。

写真キャプション
【写真3】淡々とした表情で抱負を述べる皆川賢太郎。4回目のオリンピックで最高の滑りをめざす
【写真4】トリノ五輪のSLチャンピオン、ベンジャミン・ライヒ。現在もトップスラローマーの地位を守るがかつてほどの勢いはない

天気予報によれば、男子スラローム当日の天候は雪。最高気温が4度、最低気温が1度とかなり暖かめだ。ただし、これはウィスラー・ビレッジでの予報で、スラロームコースでは、ぎりぎりマイナスの気温になるかならないかといったところ。表面に近い部分は凍っても、このところの湿った降雪で、深い層まで凍結した完璧なアイスバーンとはならないだろう。だとすれば、とくに2本目はコースが荒れることが予想される。以前にも書いたが、日本選手にとって勝機があるとすれば、荒れ気味の展開となったときに、いかにしぶとく生き残るかだ。ラインフリート・ヘルブスト、ジュリアン・リゼロー、イヴィッツァ・コスタリッチらランキング上位の選手の力はなかなか崩し難い。そのなかで上位を狙い、さらにメダルにアタックするには、強い気持ちと集中力が不可欠だ。

写真キャプション
【写真5】昨年の世界選手権銀メダルで大舞台での強さを証明したジュリアン・リゼローも侮れない存在だ
【写真6】スーパー・コンバインドで銀メダル獲得のイヴィッツァ・コスタリッチ。このコースの雪質もしっかり把握している

田草川嘉雄

田草川 嘉雄

白いサーカスと呼ばれるアルペンスキー・ワールドカップを25年以上に渡って取材するライター&カメラマン。夢は日本選手が優勝するシーンをこの目で見届けること。
[email protected] ≫ReplaySkiRacing

  • Line

関連タグ

あわせて読みたい

J SPORTS IDを登録すれば、
すべての記事が読み放題

J SPORTS IDの登録(無料)はこちら

ジャンル一覧

J SPORTSで
スキーを応援しよう!

スキーの放送・配信ページへ