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スキー コラム 2008年12月21日

【アルペンスキーW杯転戦記】アルタバディア(イタリア)

アルペンスキー・ワールドカップ(白いサーカス)転戦記 by 田草川 嘉雄
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激しい風と雪のために中止となってしまった男子スラローム第2戦は、12月22日(月)に会場をアルタバディア(イタリア)に移して行なわれることになった。アルタバディアは、もともとジャイアント・スラローム(GS)の会場として有名なスキー場だ。

“Gran Risa”と名付けられた急峻なコースは、アデルボーデン(スイス)とならぶGSの難コースとして知られている。スラロームは2年前に初めて開催し、昨年もGSとスラロームの2種目が行なわれた。

スラロームはGSコースの下3分の1を使って行なわれる。前半は急斜面で、中間付近で大きく左に曲がったあとは、中・緩斜面が続く。終盤にふたつ大きなうねりがあり、最後は緩斜面でゴールというのが、おおよそのプロフィールだ。

昨シーズンの優勝者はジャン・バティスタ・グランジェ(フランス)。レヴィで行なわれた今季の第1戦でも、圧倒的な強さを見せた彼にとっては、このときの勝利がワールドカップ初優勝だった。今や飛ぶ鳥を落とす勢いのグランジェ。快進撃は、ここから始まったわけだ。

日本チームでは佐々木明が7位に入賞した。緩斜面の長いここは、彼にとってはあまり得意なタイプのコースではないが、問題の緩斜面でうまくスピードに乗った。7位は昨シーズンの彼の最高位。ザグレブ(クロアチア)で行なわれたスラローム第8戦でも7位に入っている。今季は,それ以上の成績を期待したいところだ。

この代替レースを含め、男子のワールドカップは今週末はすべてイタリアのドロミテ山塊で行なわれる。ヴァル・ガルディナでスーパーG(金曜日)とダウンヒル(土曜日)、そしてアルタバディアでジャイアント・スラローム(日曜日)とスラローム(月曜日)だ。

ドロミテは、3000m級の険しい山々が連なる地域だが、山頂がギザギザにとがった独特の山容が特徴。山域のなかは、いたるところにスキー場があり、一帯はドロミテスーパースキーと呼ばれている。もちろんウィンタースポーツだけでなく、夏の観光地としても人気が高い。

アルタバディアはヴァル・ガルディナから峠を越えた向こう側にある。Passo Gardena(ガルディナ峠)は最高地点の標高が2123m。狭く曲がりくねった雪道で、冬ともなるとかなりの難所。日本で言えば、草津と志賀高原を結ぶ渋峠にイメージは近いかもしれない。雪の多い今年は現時点で閉鎖されており、週末までに開かなければ、いったん反対側に降りてから迂回しなければならない。峠を通れば1時間強の道のりだが、迂回するとその3倍はかかる。土曜日のダウンヒル終了後、翌日のGSにも出場する選手たちにとっては、移動が大変になりそうだ。

日本チームは、月曜日のワールドカップスラロームまでふたつに分かれる。皆川賢太郎と湯浅直樹は、ヨーロッパカップに出場。会場は金曜がオーバーエッゲンで、土曜日がポッツァ・ディ・ファッサ。これもドロミテのなかのスキー場だ。一方、佐々木明はレッヒ(オーストリア)で行なわれるGSのFISレースに出場する。

3人とも土曜日中にはアルタバディアに入る予定。そして日曜のワールドカップGS終了後に行なわれるスラロームのコースオープン(大会コースを滑る公式練習。ただしポールはセットされずフリースキーのみ)で最終調整をして、月曜日のスラロームに備えるというスケジュールだ。

【写真1】夕方のガルディナ峠。

【写真2】ヴァル・ガルディナでのダウンヒルを終えた選手たちは、アルタバディアのジャイアント・スラロームのためにこの峠を越える。

【写真3】昨シーズンのスラロームで7位となった佐々木明。今季はそれ以上の成績を期待したい。

田草川嘉雄

田草川 嘉雄

白いサーカスと呼ばれるアルペンスキー・ワールドカップを25年以上に渡って取材するライター&カメラマン。夢は日本選手が優勝するシーンをこの目で見届けること。
≫Twitter@ReplaySkiRacing ≫ReplaySkiRacing

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