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【田村岳斗】
1979年5月28日生まれ。
プロスケーター&コーチとして活躍する男子フィギュアスケーターの第一人者。
高校3年時(1998年)に長野五輪出場。全日本選手権優勝2度の実績を持つ。現在は、関西を拠点に、未来のメダリスト育成に務める。
23日から全米フィギュア、26日から欧州フィギュアが開幕します。
今年の全米男子は、シーズン前半の成績を見ると、
ジェイソン・ブラウン選手が優勝する可能性が一番高い気がします。
まだ彼は試合で4回転ジャンプは跳んでいませんが、
大技がなくても抜群の安定感、そして高いレベルのスピンをもっています。
昨年の全米フィギュアでも1位の表彰台まであと一歩という成績を見せている通り、
今年の全米フィギュアは、彼が中心になりそうです。
ジェイソン・ブラウン選手は、ガツガツと優勝を狙う感じではないようにも見えますが、
このチャンスにその心理状態がどう変化するか? そこはやや不安要素ですが、
ここまですべての試合で安定感のある演技をするということは、
普段の練習量、質ともにしっかりやっていることがわかります。
ライバルとなるのは、ベテランのジェレミー・アボット選手、
ジャンプが得意なマックス・アーロン選手がいます。
2日間の安定感の勝負となると、やはりジェイソン・ブラウン選手に分があります。
一発というか二発の4回転を跳ぶという点では、
マックス・アーロン選手もタイトルを獲れるチャンスはあります。
今年の全米は、演技の安定感vs.ジャンプの爆発力といった見方をするとおもしろそうです。
※放送予定は変更の場合があります。
そして、26日からは欧州フィギュアが開催されます。
過去の実績、今シーズンのGPファイナルを見ると、
男子は、スペインのハビエル・フェルナンデス選手が優勝候補筆頭です。
続いて、ロシアのマキシム・コフトゥン選手、セルゲイ・ボロノフ選手。
表彰台はこの3人で争われることになりそうです。
いずれも4回転の成否が順位に大きく影響します。
コフトゥン選手は、今シーズンGPファイナルまでは、負け知らずで来ていましたが、
GPファイナルでは大きく崩れました。
その経験も踏まえて、どこまで修正してくるかにも注目しています。
※放送予定は変更の場合があります。
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