田村岳斗 -華麗なる舞-

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このブログについて

【田村岳斗】
1979年5月28日生まれ。
プロスケーター&コーチとして活躍する男子フィギュアスケーターの第一人者。
高校3年時(1998年)に長野五輪出場。全日本選手権優勝2度の実績を持つ。現在は、関西を拠点に、未来のメダリスト育成に務める。

フィギュアスケート 14/15シーズン 2014年12月12日

GPファイナル

田村岳斗 -華麗なる舞- by 田村 岳斗
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今日からGPファイナルがスタートしました。
シリーズで2勝を上げたコフトゥン選手は、今シーズン一番勢いのある選手です。
コフトゥン選手は、昨シーズンロシアの国内選手権で勝ったにもかかわらず、
ソチオリンピックには出場できませんでした。
その悔しさがあるからこそ、今シーズ ンの活躍につながっているのかもしれません。
コフトゥン選手もまた質の高い4回転を跳ぶジャンパーで、
この最大の武器を活かすことで、ここまで勝ってきました。
今シーズン勝ち続けているだけに、負けたくないという気負いやプレッシャーも大きいと思いますが、
その中でどれだけ4回転を成功させてくるかが優勝へのカギとなります。
この大会に出場する選手はみな4回転を跳んで来ますので、ジャンプ争いも楽しみですね。
コフトゥン選手にとっては、このGPファイナル、欧州選手権、さらに世界フィギュアと、
世界のトップ選手に一気に駆け上がるチャンスです。
また、無良選手、ボロノフ選手は、コフトゥン選手と同じくGPファイナルは初出場。
2人もまた、ソチオリンピックまで届かなかった選手です。
その一方で、ソチオリンピックの金メダリスト 羽生選手、
4位フェルナンデス選手、5位の町田選手は、
オリンピックですべてをかけて戦った後のシーズンということで、
かなり難しいシーズンだったと思います。
本来なら、ケガや疲れなどもあり、充電してもおかしくない中で、
再び戦うモチベーションを上げるのも大変だったのではないでしょうか。
それでも3人にとっての最低ラインであるGPファイナル出場を勝ち取ってくるところはさすがです。
3人ともここから調子を上げてくるでしょう。
彼らソチオリンピックの上位選手と、オリンピックまであと一歩で届かなかった選手が、
約1年を経てどうなったか?
それぞれの成長ぶりが見られるという点でも注目しています。

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