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【田村岳斗】
1979年5月28日生まれ。
プロスケーター&コーチとして活躍する男子フィギュアスケーターの第一人者。
高校3年時(1998年)に長野五輪出場。全日本選手権優勝2度の実績を持つ。現在は、関西を拠点に、未来のメダリスト育成に務める。
僕がルクセンブルクの遠征に行っている間、
世界ジュニアでは日本の選手たちのがんばりで
男女とも来シーズン3枠の出場枠を取ることができました。
一人でも多くの選手の経験値を上げるためにも
日本にとって3枠獲得はとても嬉しい結果です。
宮原個人に関しては、あと一歩でメダルというところでしたが、
本人にとってもかなり悔しい結果になったと思います。
本気でメダルを狙いに行きましたが、
そこであと一歩先まで進むための力をどう出せるようにするか?
今後もっと上のステージで勝つことで、
今回の悔しさは消えていきます。そして、
今回の悔しさを、いつか笑い話にできるよう、
またシニアの舞台で新たな挑戦が始まります。
そして、2013-14年シーズン最後の大会である世界フィギュアがまもなく始まります。
注目はなんといってもソチオリンピックで金メダルに輝いた羽生選手の滑りです。
今シーズン、全日本、グランプリファイナル、オリンピックと
すでに3つで頂点に輝いている羽生選手が、ここでもう1つ優勝することで、
欲しかったタイトルをすべて獲得することができるわけです。
本人としては、いつも通りチャレンジャーの気持ちで臨むと思いますが、
周りはオリンピックチャンピオンの羽生選手に挑戦することになります。
そこで守りに入ることなく、これまでやってきたこと、
さらにそれ以上を出してほしいと思います。
女子ではソチで個人のメダルを逃したリプニツカヤ選手が、
何が何でも勝ちたいと思っているはずです。
団体では金メダルを獲得したものの、
個人では同じロシアのソトニコワ選手に
メダルを譲るような結果に終わってしまいました。
そのときからすでに、この大会で勝つんだという感じが
表情にも見て取れました。
羽生選手、リプニツカヤ選手を含め、
オリンピックシーズンを締めくくる世界フィギュアは、
また4年後のオリンピックへ向けたスタートの大会となります。
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