田村岳斗 -華麗なる舞-

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このブログについて

【田村岳斗】
1979年5月28日生まれ。
プロスケーター&コーチとして活躍する男子フィギュアスケーターの第一人者。
高校3年時(1998年)に長野五輪出場。全日本選手権優勝2度の実績を持つ。現在は、関西を拠点に、未来のメダリスト育成に務める。

フィギュアスケート 13/14シーズン 2014年01月31日

ソチオリンピック開幕まで7日

田村岳斗 -華麗なる舞- by 田村 岳斗
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ソチオリンピック開幕まであと7日となり、
各国の代表選手も出揃いました。
開催国ロシアの男子シングルの代表には、
4大会連続オリンピック出場のプルシェンコ選手が選ばれ、
4大会連続でメダルを獲得するチャンスを得ました。
プルシェンコ選手は、
過去の実績を踏まえた上で代表に選ばれたわけですが、
今回ロシア男子の代表枠が1枠ということもあり、
プルシェンコ選手にとってはこれまでで
一番代表に入るのに苦労した形になりました。
逆にロシア選手権で勝ったコフトゥン選手は、
国内選手権でチャンピオンになりながら、
代表に選出されなかったのはとても気の毒でした。
ただ、プルシェンコ選手がメンバーに入ったことで、
他の選手にもプレッシャーがかかるでしょうし、
当然メダル争いにも影響を与えそうです。
今回のソチは、前回のバンクーバーオリンピックと違って、
表彰台に乗るためには4回転ジャンプが複数回必要になるでしょう。
それが2回なのか、3回なのか、あるいは5回なのか...。
ただ、4回転だけが問題でなく、
それ以下のトリプルアクセル、コンビネーションジャンプ。
その成否がメダルの色を分ける可能性があります。
特にトリプルアクセルは得意不得意があるので、
かなりキーになってくると思います。
その他のエレメンツについては、
僅差の勝負になるほど1点が大切になるので、
上位争いは取りこぼしやミスが許されない状況になります。
最高の演技を見せて日本人選手3人が
表彰台に乗ることがベストな結果ですが、
何が起こるのかわからないのがオリンピックです。
大会までにそれぞれの技術を上げていくことはもちろんですが、
すべての選手がいいコンディションを保って、
最高の状態で大会に臨んで欲しいと思っています。
結果を予想するのがなかなか難しいので、
みなさんと同じ目線で大会本番を楽しみに待ちたいと思います。

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