織田信成選手が、全日本終了後に引退を発表しました。
彼は、高橋選手とともに日本男子を引っ張ってくれた存在で、
今の強い日本男子を作った１人ですから、引退はやはり寂しいですね。
後輩たちも２人が作った流れをしっかりと受け継いで、
強い全日本をしっかりと継続して欲しいです。

織田選手は、今回の全日本のフリーで4回転+3回転の
素晴らしいジャンプを見せてくれました。
あのジャンプを見れば、
誰もが「もったいない！」「 まだまだやれる! 」と思うはずです。
それでも、長い間トップレベルで戦ってきた分、
織田選手の体にはいろいろ負担がきているのかもしれません。
今回の引退については、引き際は自分で決めたいということだったのでしょう。

引退を決めるにあたって、
選手として悔いがまったくないかと言えば、おそらくあるでしょう。
悔いのないまま引退を迎える選手の方が圧倒的に少ないと僕は思います。
選手としてすべて出し切って燃え尽きるのも一つの生き方ですが、
その悔しさと元気を、また次のステージで生かすということも、
長い人生の上では大切かもしれません。

織田選手、長い間本当に疲れ様でした。