田村岳斗 -華麗なる舞-

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このブログについて

【田村岳斗】
1979年5月28日生まれ。
プロスケーター&コーチとして活躍する男子フィギュアスケーターの第一人者。
高校3年時(1998年)に長野五輪出場。全日本選手権優勝2度の実績を持つ。現在は、関西を拠点に、未来のメダリスト育成に務める。

フィギュアスケート 13/14シーズン 2013年12月28日

全日本を終えて。

田村岳斗 -華麗なる舞- by 田村 岳斗
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全日本が終わり、ソチオリンピック代表が決まりました。
男子は全日本で優勝した羽生選手が2連覇を達成。
SPの100点超えにも驚かされましたが、
羽生選手は見るたびに強くなっています。
以前は4回転ジャンプのミスの後、
うまく切り替えができずに崩れていくシーンが見受けられましたが、
今は失敗した後も引きずることなく、
次の演技へすぐに切り替えができています。
グランプリファイナル、全日本のフリーでは
ともに4回転サルコウは失敗しても、
次の4回転トウループはしっかり決めてきています。
2種類の4回転が入っているプログラムは、
将来勝つために必ず必要ですが、
将来だけでなく今も勝つということも考えたものです。
いつかは羽生選手が世界選手権に勝って
世界チャンピオンになる雰囲気を感じていましたが、
それより先に、ソチオリンピックで金メダルを獲る可能性を
十分に感じる滑りでした。

2位の町田選手にとっては、初の全日本でのメダル、
そして初のオリンピック日本代表を同時に勝ち取りました。
彼はこの喜びをどんな風に例えるのでしょうか。
ただ、ここに来るまでの間、町田選手はかなり苦しんできました。
失敗を繰り返しながら学んできたことが、
この大事なシーズンで見事に開花しました。
2日間ミスなく滑り、4回転3回をすべて成功してきたのは町田選手だけでした。
この調子をソチまでしっかりとキープして欲しいですね。

同じくソチオリンピック代表に選ばれた高橋大輔選手は、
体調が崩れたまま大会に臨むことになったのですが、
それでも2日間3本の4回転に挑んできました。
ベストの体調からはかけ離れた状態でしたから、
2位、3位を狙いにいくのであれば、
必ずしも4回転3本を跳ぶ必要はなかったのかもしれません。
でも、その状態でも高橋選手は逃げたくなかったのでしょう。
ただ、4回転は体の面でも得点の面でもハイリスクで、
他の演技部分にも影響してしまいましたが、
ケガをおしても挑戦してきたところに彼の意地を感じました。

正直、日本のオリンピック出場枠は3枠では足りないと
個人的には思っているのですが、
選ばれた選手たちは出られなかった選手たちの思いも含めて、
ソチでの最高のパフォーマンスを期待しています。

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