田村岳斗 -華麗なる舞-

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このブログについて

【田村岳斗】
1979年5月28日生まれ。
プロスケーター&コーチとして活躍する男子フィギュアスケーターの第一人者。
高校3年時(1998年)に長野五輪出場。全日本選手権優勝2度の実績を持つ。現在は、関西を拠点に、未来のメダリスト育成に務める。

フィギュアスケート 13/14シーズン 2013年12月16日

まもなく全日本です

田村岳斗 -華麗なる舞- by 田村 岳斗
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今週21日から全日本がスタートします。
今大会の注目はやはり羽生選手です。
2012年世界フィギュアニース大会銅メダル、
先日のグランプリファイナル優勝と、
実績の面では代表枠にいちばん近い存在です。
グランプリファイナルからそれほど時間は経っていませんが、
若さと勢いをいちばん感じます。

グランプリファイナルで表彰台に乗った織田選手も
、依然好調さを維持しています。

ケガでグランプリファイナルには出場できなかった高橋選手ですが、
最近リンクで会った時に、顔付きの変化を感じました。
少し前まではピリピリして、冗談も言えないような感じでしたが、
今はいい緊張感とリラックスを保っていて、
好調時と同じような雰囲気を感じました。
技術、体力、実績の面では十分すぎるものを持っている選手なので、
あとはメンタル次第。それもいい方向に行っているようです。

グランプリファイナルのSPではミスが出て
メダルには届かなかった町田選手ですが、
グランプリシリーズの2勝の実績は決してフロックではありません。
2日間きっちりと滑れることができれば、
表彰台の一番高いところに乗れる実力は十分持っています。

小塚選手、無良選手は、グランプリシリーズでは結果を出しきれませんでしたが、
2人とも早い段階で全日本に向けて切り替えることができました。
その間に調子の悪かったところや体のメンテナンスを含め、
この大会で勝つというところに標準を合わせて調整してくることでしょう。

今挙げた6人は誰もが優勝するチャンスを持っています。
ただ、大きいミスをしてしまうと、
ジュニアの田中選手や日野選手もいますし、中村選手、村上選手もいます。

先に挙げた6人以外の選手が、そこに割って入ってくるかもしれません。
この大会は、ソチオリンピック代表枠選考もかかっていますが、
3枠目の3位を狙うような戦いというわけにはいきませんから、
全日本の優勝を勝ち取ってソチ行きを決めたいと出場選手の誰もが思っているはずです。

今年の全日本は、史上最高の戦いになりそうです。

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