全日本男子が終わりました。僕は第３，４グループからしか見られませんでしたが、出場した選手はみんな持てる力を出し切ったと思います。ただ、高橋大輔選手だけは、得点差がありすぎたせいか、本来の力を見せられませんでした。それでもしっかりと結果を出したことは十分評価できると思います。
まず第３グループの最初に滑った無良選手。見事な４回転を決めてくれました。トリプルアクセルもしっかりと決め、素晴らしい滑りでした。
佐々木選手は４つの転倒がありましたが、それでも途中でなげださずに最後までやりきってくれました。あとはジャンプさえうまく決めたら、今後もっと成長できると思います。転倒しても、あれだけ会場を沸かせてくれる存在はなかなかいません。
村上選手も4回転サルコウをしっかりと決めて、くれました。後半、疲れからトリプルアクセルなどミスがありましたが、力を見せてくれたと思います。
日野選手は、1本目のトリプルアクセルでバランスを崩しましたが、次のトリプルアクセルのコンビネーションを含めたそれ以外のジャンプはすべて決めました。
宇野選手は、あの年齢で、あの舞台で、どうどうとした滑りを見せてくれました。2日間を通して失敗は最後の３回転ジャンプだけですから、これからももっと成長していくでしょう。坪井選手は、トリプルアクセル２本を決めて、攻める気持ちを十分に見せてくれたと思います。この第３グループのがんばりが、会場に来た方を盛り上げただけでなく、第４グループへのいい流れを作りました。