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【田村岳斗】
1979年5月28日生まれ。
プロスケーター&コーチとして活躍する男子フィギュアスケーターの第一人者。
高校3年時(1998年)に長野五輪出場。全日本選手権優勝2度の実績を持つ。現在は、関西を拠点に、未来のメダリスト育成に務める。
J SPORTS 世界フィギュアスケート選手権 SPECIAL
田村岳斗×髙橋大輔
「出る試合は優勝。そして、納得のいく演技を見せたい」
田村:初めてドイツの世界選手権(2004年)に一緒に出た時のこと覚えてる?
髙橋:あの時、岳斗先生、捻挫か何かケガをされたんですね。
田村:6分間のウォームアップで四回転やったら着地で右の足首に電気が走って。
髙橋:結構ヤバそうだったんですけど、それでも試合出るって、超気合い入れてやっていたので、マジこれアスリートだと思って尊敬しました。足ものすごく腫れていて、気合いが入っていないと、とても試合出られなかったですよ。あの時、僕と岳斗先生の2人しか出てなくて、ここで棄権されたら自分1人になっちゃうから。そんな中で弱音を吐かずに普通に試合に出てたので、本当にかっこいいなと思いました。それまではチャラいイメージだったんですけど(笑)、僕もチャラいって言われてますから(笑)。岳斗先生はやる時はやるんだって。
田村:僕は大輔のことを、練習ですごく跳んでいるのに、試合ではそれこそ全部失敗するくらいのゼロか100かみたいな感じで、試合を見ていてコイツは一体何がしたいだなろうと思ってた。あの時は世界チャンピオンになるなんて思っていなかった(笑)。話は飛ぶけど、今の全日本はいいよね。お客さんもたくさん入っているし、スポンサーもついて水なんか飲み放題でしょ。だから、今は選手を連れていく時、その時の分を取り戻そうと思っていっぱい水を飲んでる(笑)。
髙橋(笑)。朝も早かったですね。6時から練習とか。その時代も知っています。逆に今の子たちはかわいそうかなって思います。今は注目される人気スポーツの一つになったと思うけれど、これがも注目度が下がってしまったら、ものすごくモチベーションが下がるだろうなって。僕らは(注目度が)低い時代から来ているのでいいですけど。今は若い選手たちも伸びているので、それを伸ばしていくだけじゃなく、置いていかれないようにがんばらないと。
田村:そのがんばりを世界選手権で見せてもらえると思うけど、大会の目標は?
髙橋:出る試合は優勝を目指しますが、それだけではなくて、自分の演技ができて納得できるものをみなさんにお見せしたいと思っています。
◎プライベート編へ続きます
※構成 J SPORTS
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