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美しく光り輝いた三原舞依が2度目の四大陸選手権制覇「一番嬉しい金メダルです」 | ISU四大陸フィギュアスケート選手権2022 女子シングル レビュー
フィギュアスケートレポート by J SPORTS 編集部すべてを出し切った結果は、145.41点という高いパーソナルベストに反映された。合計でもやはり自己最高の218.03点をマーク。日本女子選手としては今シーズン2番目に高い得点で、堂々1位を守り切った。
「最後のスピンのせいで、順位が下がったり、得点が出なかったらどうしよう……と、得点待ちの時はただただ祈ってました。でも、今までより上の点数をいただけて、すごく嬉しくって……もう、本当に、嬉しくって、嬉しくって。気づいたら泣いてました」
三原にとっては2017年初出場初優勝に次ぐ、2度目の四大陸選手権制覇。全4度の出場をすべて表彰台の上で終えたことになる。また日本女子が6大会連続で四大陸金メダルを持ち帰り、日本フィギュア界の層の厚さを改めて見せつけた。
韓国のイ・ヘインにとっても、この四大陸はちょっとしたリベンジの機会だった。2週間前の韓国選手権では3位に終わり……韓国の五輪代表2枠から外れた。しかも2年前に同じタリンで開催された世界ジュニア選手権で、SPを2位で折り返しながらも……FSでのミスで5位に沈んだ、そんな嫌な記憶を払拭したかった。
韓国ナショナルと比べて、SPではジャンプ構成を入れ替えることで、イは勢力的に点を取りに行った。FSは完全に同じ構成ながら、エレメンツひとつひとつの質を上げた。悠々と大きなジャンプに、長い手足を存分に活かした滑らかなステップやスピンは、どれも丁寧に心をこめてこなした。おかげで韓国選でのGOE加点がトータル9.67点だったのに対し、四大陸では13.27点と大きく伸びた。
三原と同じように、FS演技終了の瞬間には、涙がこぼれた。キス&クライで自己ベストを10点以上も更新する総合得点が発表されると、興奮と喜びは隠せなかった。
「ジュニア世界選の嫌な記憶が残る場所で、素晴らしいパフォーマンスを成し遂げました。だからこそすごく嬉しいんです。あの時は悲しみの涙を流しましたが、今回は喜びの涙です」
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