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ハッベル&ダナヒュー組をおさえてチョック&ベイツ組が《最後》の全米頂上決戦を制す「このためにハードに練習を積んできた」 | 全米フィギュアスケート選手権2022 ペア・アイスダンス レビュー
フィギュアスケートレポート by J SPORTS 編集部しかしFSでサイドバイサイドジャンプが2度崩れた。スロージャンプでも氷に手をつくミス。もちろん得意のリフトはすべてがレベル4で、いずれも出来栄え点による高い加点もついた。ただし首位との差は縮まるどころか、最終的には15点以上に広がっていた。
全米初優勝を逃し、五輪出場の夢も断たれた。予め定められていた救済システムにより、ケネリム&フレイジャー組に北京行きの切符が渡った。「望んでいたようなパフォーマンスは出来ませんでした。あらゆるエレメントで戦いました。簡単ではありませんでした。それでも、私達は、最後までやり遂げたのです」と、キャラランは胸を張る。
3位には実力通りにオードリー・ルゥ&ミーシャ・ミトロファノフ組が食い込み、4位のピューターメダルはカップル結成3年目、国際大会参戦1年目のエミリー・チャン&スペンサー・ハウがつけた。両ペアは1月中旬の四大陸選手権で、それぞれISU国際選手権大会へのデビューを果たす予定だ。
アイスダンス
マディソン・チョック&エヴァン・ベイツ組
2つの熾烈な争いが会場を燃え上がらせた。1つ目はもちろん、長年に渡って全米ナンバーワンの座を分け合ってきたマディソン・チョック&エヴァン・ベイツ組とマディソン・ハッベル&ザカリー・ダナヒュー組による、「最後」の全米頂上決戦。
「最高にタフなライバルを制して国内選手権を勝ち取れたなんて、素敵な気分です。だって僕ら、このためにハードに練習を積んできたのですから。決して簡単ではありませんでした」
こんな風に激戦を振り返った勝者は、チョック&ベイツ組。パートナーを組んだ2年目から10年連続表彰台(前パートナーとさらにチョックが+1回、ベイツ+2回)、五輪経験は2回(ベイツはプラス1回)という大ベテランが、つまり2年ぶり3度目の優勝を射止めた。
RD「ビリー・アイリッシュメドレー」は研ぎ澄まされたナイフのように、滑らかに。すべてのエレメンツでレベル4+高い出来栄え点を獲得し、カーブリフトは満点を得た。
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