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フィギュア スケート コラム 2021年9月14日

町田樹のスポーツアカデミア 【Dialogue:研究者、スポーツを斬る】 ~女性アスリート問題~ 東京大学医学部付属病院 能瀬さやか先生:病院の選び方

フィギュアスケートレポート by J SPORTS 編集部
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その他、国立スポーツ科学センター在籍中、また東大に移動してからいろいろな女性アスリートの調査や啓発を行ってきました。そうした調査研究の内容を本にまとめたりしています。

冊子

冊子

M:私も実は拝読させていただきました。とても良くまとまっていて、これ一冊読めば基礎知識が入ってくるような形になります。これは冊子として綺麗にまとまっていますが、東大の女性アスリート外来では無料でPDF形式で手に入れられると。気になる方は東大女性アスリート外来で検索をかけていただければ、この冊子が無料でダウンロードできますのでご確認ください。

N:白い冊子の方が、今日お話している無月経やピルの問題です。ピルを使うと運動パフォーマンスに影響するんじゃないかと懸念するアスリートや指導者が多いですが、国立スポーツ科学センターで運動生理学者の方と一緒に、ピルを使った後に、運動パフォーマンスのテストをして、その結果も全て載せています。

青い冊子の方は、更年期障害を抱えているアスリート、妊娠・出産の問題をまとめた本になります。特に最近は産後に競技復帰されるアスリートも増えてきていますし、パラアスリートなんかは引退年齢が遅いですので、妊娠・出産・不妊治療・更年期障害などを抱えながら競技をしている選手が多いです。こちらは日本パラリンピック委員会と連携して調査研究を行った結果なども載せています。

また、東大のアスリート外来では、中高生向けの啓発として、イラストを使って簡単な動画を9本公開しています。月経周期とコンディション、ドーピングや栄養の問題などを短い動画にまとめてあります。

今年度はトップ選手の経験談、体験談として、「スポーツを止めるな」という団体と連携して、トップ選手の女性特有の問題の体験談を10本配信する予定でいます。そちらも是非参考にしていただけたらと思います。

今後の取り組みについて

今後の取り組みについて

今後の取り組みについて

M:当たり前ですが、正しい知識を踏まえることからはじめないとこの問題は解決しないということですよね。先生は今後も医者としての仕事の傍で、こうした問題に取り組んでいきたいと考えているのですか?

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