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町田樹のスポーツアカデミア 【Dialogue:研究者、スポーツを斬る】 ~女性アスリート問題~ 東京大学医学部付属病院 能瀬さやか先生
フィギュアスケートレポート by J SPORTS 編集部N:本当に出来るんだろうかという不安はありましたし、一時期ちょっと無理かなと思って、ドーピング関連の仕事からスポーツに関わろうかなと思っていた時期もありました。
女性アスリート問題
M:実はこの番組の前回、早稲田大学スポーツ科学学術院の田口素子先生にご出演いただきました。その際に、スポーツ栄養学の観点から、女性アスリート問題について少しだけ語っていただきましたが、女性アスリート問題とはすなわち、ローエナジーアベイラビリティー、そこからくる無月経、そして、そこから波及する骨粗鬆症、それら女性アスリート三主徴と言われる問題のことを指すわけですけど、言ってみれば諸悪の根源はローエナジーアベイラビリティー、つまり栄養不足、ご飯を食べればなんとか改善できるということなんですが、なにゆえに無月経という現象が起こってしまうのか、そのメカニズムについて先生に是非お伺いしたいと思います。
女性アスリート問題を示した2図
N:1990年代からアメリカのスポーツ医学会が女性アスリートの三主徴について警鐘を鳴らしています。運動量に見合った食事が摂れていない、エネルギー不足の状態になりますと、脳からのホルモン分泌が低下して、月経が止まってしまうという問題があります。無月経というのは、3ヶ月月経が止まった状態を指しますが、無月経になりますと、卵巣から分泌される女性ホルモンであるエストロゲンの低下によって骨量が低下してしまう問題があります。このエストロゲンという女性ホルモンは骨量増加・維持するのに重要なホルモンになります。その他、エネルギー不足になりますと、低体重や低栄養という問題がありますので、適切な体重というのも、骨が強くなるためには重要な因子になりますので、低栄養・低体重によっても骨粗鬆症は起きてきます。それぞれ三つは独立しているのではなくて、関連し合っているというのが三主徴の考え方になりますが、どれか一つでもあれば疲労骨折のリスクが高くなるということも明らかになっています。
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