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町田樹のスポーツアカデミア 【Dialogue:研究者、スポーツを斬る】 ~スポーツ栄養学~ 早稲田大学 スポーツ科学学術院 田口素子教授:理想的な食事
フィギュアスケートレポート by J SPORTS 編集部M:水に入れておけば戻りますからね。
副菜を意識する
T:私は面倒臭いのでパッと入れちゃいます。3分の間にふやけて食べられるようになります。面倒臭いステップは飛ばしても全然大丈夫なんです。夕食は副菜が欲しいけど、自分で作るのがなかなか難しければ、最近は便利なお惣菜がスーパーにもコンビニにもたくさん売っています。そういうものをうまく利用していただくだけで、変わってきます。また、ここまで女子選手の問題を主に取り上げてきましたが、実はこうした問題は女子だけじゃなくて男子にも起こるということが分かっています。
男性にも同じ問題が起こる
相対的エネルギー不足
T:2014年にIOCが出した新しい概念で「相対的エネルギー不足(Relative Energy Deficiency in Sport:RED-S)」という状態があります。先ほどの女性アスリートの三主徴というのは、月経機能と骨の健康の箇所です。女性のその部分だけではなく、男性も女性もこれ全部が相対的なエネルギー不足で起こってくる。相対的って何って言うと、例えば一日1000kcalの食事が低いか低くないかってことではなくて、摂った食事とその消費したエネルギーとの関係を見たときの相対ということです。これは男性も同じ事なんだという概念が、2014年に出たんです。
実際に日本人の男性アスリートを測ってみました。こちらは去年出した論文なんですが、対象者は長距離ランナーです。長距離ランナーはエネルギーをたくさん消費するけど、やっぱり食事がちょっと足りない。その結果、基礎代謝とかエネルギー代謝が抑制されちゃっていて、男性ホルモンも良くなかったり、骨吸収といって骨が分解される方向に進むことで、疲労骨折を起こすリスクがものすごく高かった。日本人でもそういうことが起こるということです。
M:よくよく考えたら、女性も男性も人体構造は何も変わらないですからね。
T:ただ、男性は月経が無いから見つけづらいですね。
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