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フィギュア スケート コラム 2021年4月3日

【レビュー:ISU世界フィギュアスケート選手権2021 ペア】 世界選手権デビューとなった三浦璃来&木原龍一組が北京五輪枠を獲得! 表彰台はロシアvs中国の熾烈な争いに

フィギュアスケートレポート by 野口 美恵
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三浦璃来&木原龍一組

日本のペアにとって、新たな一歩を記す演技だった。三浦璃来&木原龍一組は、ショート8位、フリー10位と好成績を記録。世界選手権デビューとなった2人が、来季の北京五輪枠を獲得するとともに、世界に存在感を示した。

ペアの育成に尽力している日本にとって、今や木原は欠かすことの出来ない“お兄さん”的存在だ。もともとシングルでも国際大会レベルにあった木原だったが、2013年に「シングルを諦めるという気持ちではなく、五輪を目指して挑戦するのは今しかできない事だからペアに挑戦したい」として、すでに世界選手権3位の経験者である高橋成美と組んでペアに転向。ソチ五輪出場は果たしたものの、ショート18位でフリーに進めなかった。

2015年からはパートナーを変更し、18年平昌五輪に出場。ショート21位でやはりフリー進出はならなかった。

そして19年から9歳下の三浦と組むと、化学変化が起きた。2人が滑ると、そこに物語が紡がれていくような一体感が生まれた。昨季は四大陸選手権8位と活躍。コロナ禍のなか、カナダで練習を積んできたため今季は試合がなく、この世界選手権が1年1か月ぶりの試合だった。

ショートは2人のなめらかな滑りを生かした『ハレルヤ』で、しっとりとした美しい滑りで魅了。自己ベストの64.37点の8位発進となる。
「1年間試合がなく、このプログラムをはやく披露したいと思っていました。世界的に大変な状況のなか、練習の制限、移動の制限など2人で乗りこえなければならないことがたくさんあって、そのぶん信頼感が高まったと思います」と木原は語った。

フリーは、Shawn Phillipsの切ないバラード『Woman』をエモーショナルに演じた2人。スロー3回転ルッツは決まったものの、スロー3回転ループで転倒すると、悔しさをにじませた。
「練習でも転んだことがなく自信があったので、試合で決められなかったのは悔しいです。すごく良い経験をさせてもらえたので、この悔しさをバネに2人で頑張っていきたいです」と三浦。
木原は「初めての第4グループで、楽しみも緊張もありました。まだまだのびしろがあります。僕たちが頑張らないと下の世代がペアをやってみようと思わないので、僕たちが頑張ることが新しいチーム誕生のきっかけになっていくと思います」と語った。

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