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フィギュア スケート コラム 2021年1月20日

【レビュー:全米フィギュアスケート選手権2021 男子シングル】21歳のネイサン・チェンが5連覇達成も飽くなき向上心「まだやるべきことはたくさんあります」

フィギュアスケートレポート by J SPORTS 編集部
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「まだやるべきことはたくさんあります。練習できるところ、伸ばせるところはまだまだたくさんあるんです。このプログラムはまだ完璧ではありません。世界選が行われると仮定して、もう少しよいパフォーマンスが出せるように、今すぐにでも取り組める部分があります」

当然ながらチェンの意識は、世界選手権3連覇に向いている。「ユズやショーマ、コリヤダ、その他すべての素晴らしいスケーターたちと会えない、すごく奇妙なシーズン」の終わりに、世界中の良きライバルたちと、同じリンクで火花を散らす機会は訪れるだろうか。

2位 ヴィンセント・ジョウ SP2位107.79 FS2位183.59 トータル291.38

たくさんのポジティヴな気持ちと、小さな苦い思いを胸に抱いて、ジョウもまた5年連続で全米表彰台に上った。

真っ先に嬉しかったのは「1年前の今頃はスケートをやめようと思っていた」はずなのに、新たな目標を見つけ、こうして再び戦いの舞台に立てたこと。そしてSPで107.79ptという、自身としては最高のスコアを記録したこと。

これまでも100点超えなら、2019年四大陸選手権(100.18)と同年ワールドチームトロフィー(100.51)の2度経験している。また本人のコメント通り、昨8月のカップ・オブ・コロラドでは103.95ptをマーク。まさにこの103点を超えるために、ジョウは「着氷、スピン、コレオのすべての質を上げるためのあらゆる努力」を費やしてきたそうだ。

努力は実った。冒頭の4回転ルッツ+3回転トーループを美しく成功させると、4回転サルコウ、3回転アクセルもきっちり着氷。いずれも極めて高いGOE評価を得た。その他のエレメンツも、最後のスピンを除き、スケートアメリカより着実に質もスコアも上がった。なによりPCSがオール8点台からすべて9点台に。ヴィンセントの演じるSP「ヴィンセント」は、静かな希望に満ちていた。

だからこそフリーの失敗を本人は大いに悔しがる。2019年ワールドチームトロフィーで299.01ptをマークしたジョウは、人生初の300点超えも夢ではないと考えていたからだ。しかしジャンプの2つの失敗(4回転フリップが1回転に、4回転ルッツを転倒)で、単純計算で15点近くを無為にした。

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