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【レビュー:全米フィギュアスケート選手権2021 女子シングル】ブレイディ・テネルが3年ぶり2度目の全米女王「この大会への準備にすべてを注ぎ、自信を深めました」
フィギュアスケートレポート by J SPORTS 編集部残念ながらFS後半のコンビネーションジャンプのミスがメダルの色に影響して、結果は僅差の4位。それでも成長期と新型コロナウイルスによる移動制限に悩まされた今シーズンの、初めてにして、最後の大会を、無事に乗り切った。
来シーズンからようやくシニアの国際大会転戦が認められるリュウは、ジュニア世界選手権中止により予定より早いシーズンの終わりを、前向きにとらえている。
「ラッキーなことに、4回転や3Aの練習を再開できます。だから本当に興奮しているんですよ。地元に帰って、また4回転練習に励みます!」
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女子としては最多8回目の全米選手権に挑んだマライア・ベルは、ジャンプに苦しめられた。SPでは3回転ルッツで「正直に言って今までしたことがない」という痛恨のミス。FSでもジャンプエレメンツで転倒を含む4度のミスを重ね、4度目の台乗りのチャンスを逃した。ただしフリー最終盤のコレオシークエンスでは真価を発揮。キラキラとしたベルらしい魅力をあたりに振りまきつつ、5位で大会を締めくくった。
昨季のジュニア全米選手権を制し、初めてのシニア全米に臨んだリンゼイ・ソーングレンは堂々6位入賞。アリサ・リュウより4カ月年下の最年少参加選手の、気品あるたたずまいと美しいスピンポジションに多くのファンが目を奪われたに違いない。またスケートアメリカで3位に入り、全米前には表彰台候補として大きな注目を集めたオードリー・シンは、重圧を感じたか、SP、FS共にミスを連発。7位に終わった。もちろん16歳のシンが、今後も注目すべき選手であることには変わりはない。
文:J SPORTS編集部
J SPORTS 編集部
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