人気ランキング
J SPORTS IDを登録すれば、
すべての記事が読み放題
コラム&ブログ一覧
【髙橋大輔選手スペシャルセレクション】新SPプログラムへの挑戦、五輪枠をかけた死闘で果たした責任
フィギュアスケートレポート by J SPORTS 編集部つまり羽生の4位と無良の8位で、順位合計は12。終わってみれば2人の成績だけでも、十分に五輪3枠を確保できたことになるの。ただし当日は最終グループの22番滑走が終わるまで=残り2人になるまで、決して安心できない状況だった。
だからこそ19番滑走の高橋大輔は、責任を果たした。日本男子初の五輪メダリストとして。元世界王者として。フィギュアスケート界を長年牽引してきた、第一人者として。
シーズンを通して安定させられなかったジャンプには、たしかに、この日も少しだけ苦しめられた。しかしオペラ「道化師」のメロディーに乗せ、アリーナを激しい情熱の渦に巻き込んだ。愛憎と悲哀。そんな重く複雑な感情を、むき出しのまま氷上に吐き出した。高い演技構成点で、しっかりトータル6位に踏みとどまった。
そしてこの6位という成績が、高橋大輔にとって、男子シングル選手としての最後の世界選手権成績となる。
日本人が上れなかった表彰台には、パトリック・チャン、デニス・テン、ハビエル・フェルナンデスが並んだ。チャンにとっては3年連続3度目の優勝であり、また最後の世界選優勝でもあった。一方フェルナンデスにとっては、7度目の世界選挑戦で、嬉しい初のメダル獲得。ご存知の通り、この2年後には世界の頂点に上り詰める。
デニス・テンにとっても、初めての世界選表彰台だった。翌年のソチ五輪では銅メダルに輝いたカザフの星は、悲しいけれど、もうこの世にはいない。それでも、我々ファンの記憶の中はもちろん、こうして映像の中でも、デニスの柔らかで気品あふれるスケートは生き続けている。
文:J SPORTS 編集部
J SPORTS 編集部
あわせて読みたい
J SPORTS IDを登録すれば、
すべての記事が読み放題
ジャンル一覧
人気ランキング(オンデマンド番組)
-
ドキュメンタリー ~The REAL~ 【アルペンスキー特集】飽くなき探求心 佐々木明の挑戦
3月31日 午後11:00〜
-
【先行】プリンスアイスワールド 2023-2024 A NEW PROGRESS ~BROADWAY CLASSICS~ 滋賀公演
2月23日 午後3:50〜
-
【先行】第44回全国中学校スケート大会 フィギュアスケート競技 男子 / 女子 フリースケーティング
2月6日 午前9:20〜
-
【限定】第61回 全日本スキー技術選手権大会 スーパーファイナル
3月10日 午前8:50〜
-
3月9日 午前8:55〜
-
ノルディック複合 FIS ワールドカップ 2023/24 男子 ラージヒル/10.0km トロンヘイム/ノルウェー(03/17)
3月17日 午後9:45〜
-
アルペンスキー FIS ワールドカップ 2023/24 女子 ジャイアントスラローム/男子 スラローム ザールバッハ/オーストリア(03/17)
3月17日 午後4:45〜
-
アルペンスキー FIS ワールドカップ 2023/24 男女 ダウンヒル ザールバッハ/オーストリア(03/23-24)
3月24日 午後6:00〜
J SPORTSで
フィギュア スケートを応援しよう!