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フィギュア スケート コラム 2020年7月31日

【実況!台所のアスリート】プロフィギュアスケーター 無良崇人 編

フィギュア通信 by J SPORTS 編集部
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プロフィギュアスケーター 無良崇人


■目標があるというのは、嬉しいこと。やっぱりみなさんに早くお見せしたい。

新型コロナウイルスの影響で、無良崇人さんが全公演に出演していた「浅田真央サンクスツアー」は、3月半に中断されてしまいます。さらにアイスリンクの閉鎖で、氷の上にさえ立てなくなりました。「まるっと3ヶ月」もなにもせずに過ごすのは、フィギュアスケート人生で初めてのことです。

「こんなに体を動かす機会が少ない時期ってのは、今までなかったなぁ……と。不安がすごく大きかったですね。一応は陸上でできる範囲のことをやっていたんですけど、やっぱり筋肉の使う所が全然違う。氷に乗っていないと絶対に使わない筋肉というものがあって、実際に氷上練習を再開してからも、それを日々実感してます。

たとえばジャンプは、陸上でも回転練習はできます。試合前のウォーミングアップでも実際にやる動きです。でも、これはあくまでも、空中での感覚を忘れないためのもの。ジャンプの途中で閉めたり伸びたりする、その感覚を忘れないようにするためのものです。ただ氷上でのジャンプというのは、一本歯の上に立ち、その歯の傾き具合を足の裏や足の筋肉でコントロールしながら、うまく踏切へとつなげていく動作です。氷上のジャンプ練習と陸上の回転練習とは、使う筋肉も感覚もまったく違うんですよね。

だから氷上練習を再開した当初は、恐る恐るでした。本当に滑れるのかなぁ……って。少しずつ体の動きは戻りつつあります。ジャンプも2、3日で大体の感覚は戻ってきたので、今はちょっとずつ種類を増やしていっている感じです」

氷から遠ざかった3ヶ月という長い時間を、無良さんは「有意義に」過ごします。お家の中でゆっくり&じっくりと、今までやれなかったことに取り組みました。今回披露してくださった手料理も、その一つ。それから映画もたくさん見ました。

「表現方法を参考にしたり、このBGMはプログラムにいいなぁとか考えてみたり。自分の肥やしにするためです。ショー活動が再開した時に良い演技につなげられるように、意識しながら見てました」

フィギュアスケートファンたちと向き合う時間も、たっぷり取りました。オンラインでの講師や対談に挑戦し、また川原星さん、橋本誠也さんとの3人で結成したスケーティングパフォーマンスユニット「チームオレンジチアーズ」でトークライブも開催しました。

「外でやるとどうしても堅苦しくなっちゃうんですけど、家でやるとほんわかした感じになって、いいですね。仕事感がなさすぎて、大丈夫かなあ……なんて思ったこともあるんですけど。とにかく時間の制約なく色々な話をする機会って、これまでそれほど多くはなかったので、みなさんには意外な一面を知っていただけたんじゃないでしょうか。逆に僕の方も、ファンの人たちってこんなことを思ってたんだ、へぇ、こんな疑問があるんだ、って教えられました」

この機会にエッジの研磨にも初挑戦。またリンクが再開してからは、地元でお父様の教え子たちに指導をする機会も持てたとのこと。現在は、8月中旬に再スタート予定のサンクスツアーへ向けて、氷上練習の日々。見に来てくださる方々のために、いいものを見せたい。そんな「目標」を掲げます。

「目標があるというのは、嬉しいこと。やっぱりみなさんに早くお見せしたいし、楽しみです。自分も、座長の真央も、『早くやりたよね』という気持ちです。予定通り再開できるよう祈ってます」

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