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フィギュア スケート コラム 2020年6月3日

【髙橋大輔選手スペシャルセレクション】日本男子シングルとして、史上初めて世界のてっぺんに立った髙橋「4回転を跳ばずに世界チャンピオンになるのは絶対に嫌」

フィギュアスケートレポート by J SPORTS 編集部
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結果的に4Fは両足着氷+ダウングレード判定を受けるが、挑戦はきっと、無駄ではなかった。日本から駆けつけたファンたちも、地元イタリアの観客も、勇敢な髙橋に心からの声援を送った。「すごく後押ししてもらって、楽しく滑ることができた」。

その後のジャンプはすべて飛びきった。丁寧なスケーティングと、音楽をまるで包み込むようなやわらかな腕の動き。生き生きとしたステップは冴え渡り、あらゆる苦悩を振り払うように、スピンはどんどん速度を上げていく。そして最後に待っていたのは、解放の笑顔だった。

髙橋大輔は日本男子シングルとして、史上初めて世界のてっぺんに立った。2位には2年連続でパトリック・チャンが食い込んだ。卓越したスケーティング能力で、ご存知の通り、翌年から3連覇を果たすことになる。3位にはブライアン・ジュベール。優勝候補と目されていたバンクーバー五輪ではまさかの16位に沈んだが、今大会ではSPで4回転1本・FSで2本を成功させ、自らの名声を取り戻した。

また女子では浅田真央が2度目の世界選優勝を成し遂げた。もちろん日本にとっては、嬉しい歴史的な男女アベック優勝でもあった。



ISUフィギュアスケートアーカイブ 2011年 四大陸選手権 男子シングル #4

J SPORTS 放送情報

2011年四大陸選手権:陰と陽。異なる魅力を使い分ける

前シーズン、髙橋大輔を日本男子初の世界王者へと導いたFS「道」は、キャリアを代表する名作だ。間違いない。

ただし名プログラムは、これだけには留まらない。なにしろジュニアグランプリに初めて参戦した2000年から、シングルスケーターとして出場した最後の全日本選手権まで、髙橋は20年間で通算15シーズンを戦い抜き、全部で31の競技プログラムを披露しているのだ。革命的だった「白鳥の湖ヒップホップバージョン」、ひたすらクールでかっこいい「ブルース・フォー・クルック」、激情の波が押し寄せる「道化師」etc...。

そしてこの2010/2011シーズンのプログラム2本もまた、ファンの記憶の中にしっかりと残されているはずだ。

SPはマンボ。会場を大いに盛り上げるエンターテイメントナンバーとして、エキシビション等でもしばし用いられる人気プログラムのひとつである。それにしてもついつい「悩殺モノ」とか「魅惑の」と形容したくなってしまうこのナンバー、とにかく楽しい。なにより、ただただ圧巻だ。スケーターとしての確かな技術はもちろん、「ダンサー」としての桁外れの能力を、髙橋はまざまざと見せつける。上半身と下半身がまるで別の生き物のようにリズムを刻んだり。氷の上でこんな動きができるの!?ってびっくりするくらい軽快に飛び跳ねたり、小気味よくステップを刻んだり。

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