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フィギュア スケート コラム 2020年5月27日

【チャレンジカップ2020】来シーズンへの素敵な予感。宇野・田中・紀平・横井が描いた日本フィギュア界の未来

フィギュアスケートレポート by J SPORTS 編集部
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田中刑事

田中刑事との日本男子ワンツーフィニッシュも、日本のファンには嬉しいニュースだ。

田中にとってもまた、決して簡単なシーズンではなかった。スケートカナダの直前に現地で交通事故に見舞われ、全日本では4年ぶりに表彰台を逃した。「この大会で出来なかったことが残っている。どこかで晴らしたい」と挑んだチャレンジカップでも、ショートは悔しいミスが続いた。

それでもフリーの田中は、「攻めの姿勢」を見せた。演技後半には大きな得点源となる4回転トウループを組み込み、きっちり着氷。最終盤のステップやスピンでは、きれいにレベル4を揃えた。ショート3位から逆転でトータル2位に食い込み、4年連続の世界選手権出場へ確かな一歩を踏み出した……はずだった。

モントリオールで「完成形」を披露したかったのは、女子シングルの紀平梨花だって同じ。

4回転を入れるか、それとも入れないか。大技を武器に持つロシア勢に対抗するために、もちろん4回転サルコウの練習は熱心に重ねてきた。GPファイナルでは初めて本番でトライし、転倒するも認定された。しかし、この難しい問いに、チャレンジカップの紀平は「入れない」という答えを導き出した。

むしろこだわったのは演技の完成度。アリョーナ・コストルナヤは同じく3回転アクセルを2本組み込む構成で、つまりは4回転なしで、フリー160点超えを達成している。だったら自分だってノーミスで、質の高い演技をすれば良いのではないか。後退ではない。世界選で「勝つ」ための冷静かつ現実的な計算だった。

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紀平

4回転を入れるか、それとも入れないか。大技を武器に持つロシア勢に対抗するために、もちろん4回転サルコウの練習は熱心に重ねてきた。GPファイナルでは初めて本番でトライし、転倒するも認定された。しかし、この難しい問いに、チャレンジカップの紀平は「入れない」という答えを導き出した。

むしろこだわったのは演技の完成度。アリョーナ・コストルナヤは同じく3回転アクセルを2本組み込む構成で、つまりは4回転なしで、フリー160点超えを達成している。だったら自分だってノーミスで、質の高い演技をすれば良いのではないか。後退ではない。世界選で「勝つ」ための冷静かつ現実的な計算だった。

残念ながらショートでは1度転倒があったものの、フリーの紀平は2本の3Aを含むすべてのジャンプを成功させる。今季通して安定して高評価を得てきたスピン&ステップは、当然のようにオールレベル4で綺麗にまとめた。目標としてきたフリー160点には、ほんのわずかに届かないのだけれど……自己最高の156.38点(非公認)を記録した。なにより4回転抜きでも戦える「自信」がついた。

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