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フィギュア スケート コラム 2020年1月23日

全米フィギュアスケート選手権2020 ペアのみどころ

フィギュアスケートレポート by ウェイ・ション
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2017年の全米王者たるヘイヴン・デニー/ブランドン・フレイジャー組は、今シーズンのグランプリ・シリーズの2戦とも銅メダルを獲得し、シーズンベストも200点台まで近づき、まさに勢いに乗っているのだ。元世界ジュニア王者たる二人は、ペアとしての基盤が強く、技術力も表現力も優れている。特筆すべきなのは、今年のショートプログラム「キダム」。女性の小柄体型と柔軟性を巧妙に利用したアクロバティックな振り付けがシルク・ドゥ・ソレイユのスタイルにピッタリで、とても印象的だ。フリーの「ライオンキング」もペアスケーティングにおいてはなかなかユニークなプログラムで、ぜひ楽しみにしたい。



2015かつ2018年の全米王者たるアレクサ・シメカ・ケネリム/クリス・ケネリム組も、もちろん王座奪還を目指している。2019年にはコーチ陣の変更やクリスの手首の手術などの影響で、調子の「波」が激して、各大会でなかなか安定感が欠けていたが、やはり難易度の高いエレメンツを高い質で完成でき、しかもパフォーマンスにとても迫力がある選手なので、今大会でしっかりと実力を発揮できれば、高得点が期待できる。また、プログラムでバラード曲を滑る二人だが、リアル・カップルならではの表現もぜひ見てみたい。



2016年王者であるタラ・ケイン/ダニエル・オシェイ組を忘れてはならない。今シーズン今までの大会では不調が続き、なかなか会心の演技ができなかったが、今大会の公式プログラムによると、ショートプログラムをポップダンスからドビュッシー「月の光」に変えるそうだ。まさにケインの美しいボディーラインにふさわしいプログラムだと思うので、この新プロがとても楽しみだ。



実力が非常に近いトップ4組、さらに後ろにジェシカ・カララン/ブライアン・ジョンソン組のようなポテンシャルがある若手もいる中、今年のペア大会は、一つのミスでも許されない白熱した戦いになるであろう。

代替画像

ウェイ・ション

中国広東省出身、早稲田大学アジア太平洋研究科を卒業。 コンサルタントを勤めながら、フリーランスのジャーナリスト・通訳として活動。数々のフィギュアスケート国際大会で記者会見の通訳を担当する経験があり、昨シーズンから国際スケート連盟ホームページの選手フィーチャーインタビュー・記事も執筆。趣味はフィギュアスケートの各種記録、データを覚えること。

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