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フィギュア スケート コラム 2019年12月20日

【プレビュー:ロシアフィギュアスケート選手権2020 男子シングル】ジュニア時代から切磋琢磨してきたアレクサンドル・サマリンとドミトリー・アリエフ。若き二人がタイトルを巡り激突必至。

フィギュアスケートレポート by J SPORTS 編集部
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ロシアフィギュアスケート選手権2020 男子シングル

ついに機は熟したか。ジュニア時代から切磋琢磨してきた21歳のアレクサンドル・サマリンと、1つ年下のドミトリー・アリエフとが、ロシア男子ナンバーワンのタイトルを巡り一騎打ちを繰り広げる。

過去6年間のナショナル王者は不在だ。1年前に4度目の栄光を手にしたマキシム・コフトゥンは、昨季限りで現役引退を発表した。また過去2回優勝したミハイル・コリヤダは、秋に副鼻腔手術を受けた影響で、シーズン前半に続きナショナルも欠場する。

ロシア女子が一気に4回転時代の扉を開いてしまった感があるが、サマリンもまた、(現時点では)4回転最難関のルッツに定評がある。それにしても、なんたる圧巻。サマリンのジャンプには、高さ、幅、スピード、ダイナミックさ、さらには滞空時間の長さと全てが揃っている。成功率も抜群だ。今季のGPシリーズ&ファイナル計3大会で6本挑戦し、5本を完璧に着氷してみせた!

しかも単なる4Lzではない。最大の武器は、基礎点15.70という超難関の4Lz+3Tのコンビネーションだ。成功率が高い上に、質も高いからこそ、GOE評価もとびきり高い。今季GPロステレコム杯のFPでは、冒頭の同コンビネーションでなんと基礎点+GOE=21.12点を叩き出した。これは1つのエレメントとして得られる得点としては、フィギュアスケート史上最高記録である。

そのロステレコム杯で、サマリンは生まれて初めてのGP大会優勝を果たした。フランス杯でも2位の好成績を挙げ、シニアとしては初めてのGPファイナルへ駒を進めた。残念ながらそのファイナルの大舞台で、SP冒頭の4Lzでお手つきという痛恨のミス。最終的に大会を4位で終えた。

「完全なる失敗。言い訳はしない」と男らしく語ったサマリンは、なぜかビッグタイトルには縁遠い。ジュニア時代のGPファイナルは2位に泣き、ワールドジュニアでも3位に甘んじた。ロシアナショナルではジュニア部門で銀メダル3回。シニア部門でも銀メダル2回に銅メダル1回。昨季のヨーロッパ選手権でも、やっぱり2位だった……。

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