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フィギュア スケート コラム 2019年2月6日

四大陸フィギュアスケート選手権 男子シングルの見どころ

フィギュアスケートレポート by ウェイ・ション
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ホームで大活躍を チーム・アメリカ

ジェイソン・ブラウン選手

ジェイソン・ブラウン選手(写真:Getty Images)

主催国アメリカからは、スケーティングのスタイルがほぼ正反対とも言えるヴィンセント・ジョウとジェイソン・ブラウン、そしてISU選手権大会初出場となるトモキ・ヒワタシ(樋渡知樹)だ。

先月の全米選手権で見事に2位を獲得したジョウは、プログラムに入れる4回転の種類と数で人々をあ然とさせる。今シーズンずっと回転不足に悩まされたが、全米で改善が見えた。最近は基礎スケーティングの練習にも力を入れているとの情報も入り、演技構成点を向上させたい決意を示した。ホームで会心の演技ができれば、得点のポテンシャルが高いはずだ。

一方、氷上のアーティストとして知られるジェイソン・ブラウンは、4回転を入れなくても、質が非常に高い三回転と優れた表現力を武器にする戦略を取る。ショートの自己ベストは96点もあり、トータルスコアの自己ベストも世界トップ10入りなので、完成度の高い演技を2つ揃えれば、表彰台は射程圏内である。と言っても、ブラウンのプログラムが始まる時、観客たちはきっと得点や順位のことを忘れて、ただただその演技をじっくりと見たくなるであろう。

キーガン・メッシング選手

キーガン・メッシング選手(写真:Getty Images)

その他、今シーズン一気に大きな成長を見せ、グランプリファイナルに進出して見事に銅メダルを獲得したジュンファン・チャ、同じくグランプリファイナルに出場したキーガン・メッシング、そして会心の演技でカナダ選手権を優勝したナム・グエンなどの実力者もメダル争いに加わると予想される。

最後に忘れてはならないのは、日本代表の田中刑事と友野一希。不本意なパフォーマンスで終わった全日本の後に、「弱い自分が出ている。これからまた成長したい」と意気込みを示した田中だが、今大会でうまく調子を整え、落ち着いて自分らしい演技ができたら、自国開催の世界選手権につながるようないい経験になるであろう。そして友野も今大会に向けてうまく調整し、自分にとって納得のいくパフォーマンスを出せれば、また去年の世界選手権のように観客にいいサプライズをくれるかもしれない。

田中刑事選手(左)、友野一希選手(右)

田中刑事選手(左)、友野一希選手(右)(写真:Getty Images /YUTAKA・アフロスポーツ)

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ウェイ・ション

中国広東省出身、早稲田大学アジア太平洋研究科を卒業。 コンサルタントを勤めながら、フリーランスのジャーナリスト・通訳として活動。数々のフィギュアスケート国際大会で記者会見の通訳を担当する経験があり、昨シーズンから国際スケート連盟ホームページの選手フィーチャーインタビュー・記事も執筆。趣味はフィギュアスケートの各種記録、データを覚えること。

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