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フィギュア スケート コラム 2018年12月19日

ロシアフィギュアスケート選手権アイスダンスの見どころ

フィギュアスケートレポート by セルゲイ・ヴォルコフスキー
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ティファニー・ザホースキ&ジョナサン・ゲレイロもグランプリファイナルに進出して5位。いつもマイペースで明るくキュートな異色のカップルは、コーチをスヴェトラーナ・アレクセーエワ、エレーナ・クスタロワに変更し、環境を新しくしてから、地道な頑張りが実を結んで実力も兼ね備えてきた(ティファニーはロシア語も上手になってきた!)。

ティファニー・ザホースキ&ジョナサン・ゲレイロ

以上の3組がトップスリーだと思われるが、その他にも、べティナ・ポホワ&セルゲイ・モズゴフ、ソフィヤ・エフドキモワ&エゴール・バジン、ワレリヤ・デメンティエワ&アレクセイ・ノビコフ、アナスタシヤ・スコプツォワ&キリール・アリョーシン等々、個性豊かで魅力的なカップル達が出場する。

フィギュアスケートも時代によってルールが変わり、ロシアもまた、特にシングル種目においては、勝つため、点数を得るためには何でもするようになったが、ペア、そして殊にアイスダンスには、まだ「ロシアの魂」を表現する余地が残っているように思う。それはトップグループのみならず、今回出場するすべてのカップルに見ることが出来るだろう。

ロシアの魂について語るとき、私はロシアの文豪、ニコライ・ゴーゴリの『死せる魂』の一節が、最も言い得て妙だと思っている。 「いったい、思い切り橇をぶっ飛ばすのが好きでないロシア人などあるだろうか?酩酊し、どんちゃん騒ぎをやらかし、二言目には、「えいくそ、どうにでもなりやがれ」と吐き捨てるロシア魂、そんなロシア魂がどうしてそれを好かずにいられよう?」

タラソワ女史も含めて、私たちはそんな「ロシア」を選手達の演技に見たときに、思わず「Молодец!(マラヂェツ・良くやった!)と叫んでしまうのだ。

代替画像

セルゲイ・ヴォルコフスキー

1967年ロシア生まれ。モスクワ大学日本語学科を卒業。
日本人と結婚し、ソ連崩壊を機に日本に移住。フリーランスの通訳・ジャーナリストとして活動。日本文化への関心が高じ、ロシア語で俳句を紹介するブログも執筆。ソチ五輪を始めとするフィギュアスケートの国際大会で、記者・通訳としても活躍している。

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