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フィギュア スケート コラム 2018年5月2日

田村岳斗コーチ インタビュー 特別編

フィギュアスケートーーク by J SPORTS 編集部
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― 平昌オリンピックでは、アメリカのネイサン·チェン選手がショートプログラムでミスが続き、最終組に残ることができませんでした。団体戦から個人戦の間で立て直せると期待していたファンも多かったと思います。

田村 ネイサン選手の場合、他の選手より多くの4回転を跳ぶ分、気にしなければいけないことがたくさん出てくるのかなと感じました。他の選手だと、メインのジャンプと、そのあと1つぐらいのエレメンツに注意して、あとはなんとかまとめられると思うのですが、ネイサン選手の場合、4回転4、5種類で5回跳ぶか6回跳ぶかというレベルで全てがメインのジャンプみたいなものです。得点が高い分、気を使うところが多い。短期間でうまく修正しきれなかったのかもしれません。ただ、その後の世界選手権ではその悔しさを晴らすかのように世界チャンピオンの座に着きました。あれだけの実力がある選手でも、ああいうことが起きてしまう。ちょっと前でも、カート·ブラウニングさんは世界チャンピオンに4回もなる、誰もが認める実力者なのに、オリンピックではメダルまで届かなかった。オリンピックは何が起こるかわからない。今回のネイサン選手を見て改めてそう感じました。

オリンピックは何が起こるかわからない

オリンピックは何が起こるかわからない

― 今シーズン、大きな出来事として、カナダのパトリック·チャン選手が引退を発表しましたが、彼の功績はどんなものがありましたか?

田村 彼は、バンクーバーオリンピックの後、世界選手権3連覇を果たした最強のチャンピオンでした。若い選手が出てきても、ここまでずっと高いレベルのスケーティングを見せてくれていました。他の選手たちに対して、ただジャンプを跳ぶだけでなく、スケートの滑る技術の面でも大きな影響を与えたと思います。そして世界チャンピオンの立場でありながら若い選手に挑戦するように4回転の種類を増やしてきた事に驚きました。今のレベルで世界的にみると記録には残らない小さな挑戦だったかもしれないけれど僕の中では「相手の土俵でやってやる。」という意志を感じました。その気持ちがいい結果になったかというとそうではないかもしれない。でもその精神を理解する選手は必ずいて、それを結果に結びつける選手はいずれ出てくる。もう選手ではないけれど少なくとも僕は彼の挑戦に心が揺さぶられました。ブライアン ジュベールさんがどんなコンディションであろうと4回転を跳び続けた時と近い思いです。今まで競技としてやっていた大変さもあったと思いますが、これからはいままで競技ではできなかった面も含めて、がんばって欲しいですね。

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