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フィギュア スケート コラム 2018年2月2日

第67回全国高等学校スケート選手権大会 フィギュア競技

フィギュアスケートレポート by 中村康一(Image Works)
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1位 三宅 星南

三宅 星南選手

三宅 星南選手

文句なしの優勝だった。
「トリプルアクセルを2発、フリーで決めるという目標が達成できました」と語るが、それだけではない。ショート、フリーで3本のトリプルアクセルを決め、総合得点で200点超えも果たした。まだ高校1年生。初めてのインターハイ出場とは思えない貫禄の演技だった。
しかしここに至る道のりは決して平たんではなかった。シーズン前に怪我をし、苦しい時期を過ごすことになったのだが、「あれがあったから、今ここまで来れたんだと思います。ですからあの怪我は無駄ではありませんでした」と力強い言葉を聞かせてくれた。
今季、技術面で大きな成長を遂げたが、メンタル面での成長は更に著しいものがあった。以前は極度の緊張にさいなまれ、試合で結果を残すことができない印象だったが、現在ではその緊張をコントロールできるようになったのだ。そのことを大きく印象付けたシーンがあった。今回のフリー演技でループジャンプをミスしたのだが、その後、崩れることなく無難に立て直して見せた。
本人も「以前だったら、ミスの後に3+3を跳べていなかったと思います」と話す。世界で通用する実力を身に着け、「世界ジュニアではもっと高い点数を取りたい」と更なる意欲を見せる。須本選手と二人で力を合わせ、日本に3枠をもたらしてもらいたいものだ。

2位 長谷川 一輝

長谷川 一輝選手

長谷川 一輝選手

実力的には2位という結果を出しても何らおかしくない選手だ。しかし本人はそうは思っていなかったようで「6位に入れれば上出来」という控え目な予想をしていたそうだ。周辺の方々に話を聞くと、とても謙虚な性格、悪く言えば欲がない、とのこと。
本人に聞くと「物欲はありません」と、とても高校1年生とは思えない答えが返ってきた。ただ順位予想が控え目だったのは、冷静に分析をしていた影響が大きかったようだ。「自分はトリプルアクセルを入れていないので、他の選手ほど基礎点が高くないんです。なので上位に行けるとは考えていませんでした」。
しかしこのインターハイのフリー演技では、驚くことにTES(技術点)で三宅選手よりも得点が高かったのだ。それだけ出来栄えの良いエレメンツが多かった証だ。もっと自信を持って臨んでもらいたいものだ。練習中だというトリプルアクセル、そして四回転の完成を楽しみに待ちたい。

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