【ISU欧州フィギュアスケート選手権2018】女子シングル 選手コメント＜ショート：上位選手5名＞

エフゲーニャ・メドヴェージェワ（ロシア）：ショートプログラム2位

最初に、ありがとうと述べたいです。私は皆がメディアを見ている事を知っているし、その困難な時期に私をサポートしてたくれた皆に感謝を述べたい。私がこの舞台に立てる様、多くの人がサポートしてくれました。繰り返しになりますが、ファン・コーチのサポートに心から感謝を述べたいです。今回こんなにも早く回復できたのは、奇跡の様なものです。私はここに戻れた事を本当に嬉しく思っています。大会で競える事、また練習出来る事をずっと心待ちにしていたからです。

本日のプログラム自体については、正直満足はしていません。でも、まだ修正を図る時間は残されています。

（Q：ロシア国内の女子フィギュアについてどう思うか？）私個人の意見としては、ロシアにはフィギュアの練習をし、またその競技で生きる場があると思っています。フィギュアのみならず、ロシアはスポーツ全体において常に強豪として君臨してきました。これはロシアの恵まれた環境、並びにロシアン精神のおかげだと思います。

（Q：ロシアがオリンピックに参加する事については？）ソーシャルメディアを通じて、一か月程前にロシアがオリンピックに参加する・参加出来るとの決定が爆発的に広まりました。ロシアはオリンピックに「チーム」として参加するし、私達はロシアを代表するオリンピック選手です。確かに（ロシアの国旗の代わりに）白いオリンピックの旗を持つ必要がありますが、私達がロシアから来たスポーツ選手である事に代わりはありません。自国を代表出来る事は、とても光栄な事だと感じています。

カロリーナ・コストナー（イタリア）：ショートプログラム3位

私のプログラムについてはとても満足しています。観客がとても温かく迎え入れてくれたし、彼らの純粋、また洗練されたリアクションがとても心地良かったです。時折完全なサイレンスになった瞬間もありましたし。

（Q：ショートプログラムに込められた意味合いとは？）「人は、人生を生きる上で多くの困難にぶつかる事があるが、大事なのはそれら困難が何だったとしても、その困難によってその人が倒れた事でなく、しっかりと再び立ち上がり、またその困難に対して闘い続けながら前に前に進んでいく事が大切なんだ」、ということを伝えるプログラムとなっています。私は昨年の欧州選手権では午前10時半から演技開始となる第2グループに入りました。今日は最終組でベストスケーター達と一緒になる事が出来ました。私はこの一年間でここまで回復出来た事を本当に誇らしく思っています。（自分のスケート人生と照らし合わせ）もし幸せを感じたいのであれば、時に苦しみも味わう事も必要です。これを実際に経験するのは簡単な事ではなく、勇敢さ、我慢強さ、また強い決意が無くてはその苦しみに立ち向かう事はできない。今回のショートは、そういった内容が凝縮されたプログラムです。