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フィギュア スケート コラム 2018年1月16日

全米フィギュアスケート選手権2018 アイスダンスレビュー

フィギュアスケートレポート by ウェイ・ション
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3位 マディソン・チョック/エヴァン・ベイツ

マディソン・チョック選手/エヴァン・ベイツ選手

マディソン・チョック選手/エヴァン・ベイツ選手

3位 マディソン・チョック/エヴァン・ベイツ/196.60(SP:77.61/3位、FS:118.99/1位) 2015年の全米王者たるチョック/ベイツは、今シーズンずっと不安要素を抱えていたショートダンスで、やはり細かいところまで注意が行き届かず、2つのステップシークエンスともレベル3と点数を落として、3位でフリーへ迎えた。今季の強みであるフリーでは調子が好転し、ジョン・レノンの名曲「Imagine」を踊りだすと、二人の優雅な振り付けと余裕のある表情から、プログラムへの自信とこの曲を滑る幸せが十分に伝わり、観客を二人の世界に誘い込み感動させた。サーキュラー・ステップ・シークエンスがレベル3となった以外、すべてのエレメンツでレベル4と高いGOEを稼ぎ、フリーで最も高い得点をマークした。しかし、ショートでトップとの差が大きかったので、総合得点で3位に留まった。

3位の結果を見て、ベイツは「もちろん、これは私たちが欲しがっていた結果ではなかった。でも課題が見つかったので、別に失望はしていない」とコメントし、「今シーズン、フリーがずっとよかったが、ショートで足りていないものが多く、これからの数週間、この課題を絶対に解決していくつもりだ」とオリンピックまでの練習の方向性を示した。

トップ3が安定している中、今大会では次世代のエースたちも頭角を現した。2014年の世界ジュニア王者、ケイトリン・ホワイエク/ジャン=ルック・ベイカーは完成度が高いプログラムを2つ揃え、総合4位に入賞した。特筆すべきなのは、彼らのフリーでの技術点はなんとハッベル/ダナヒューとシブタニ兄妹を上回り、全組中2位に立ち、彼らのポテンシャルを感じさせた。

さらに5位に去年の世界ジュニア王者レイチェル・パーソンズ/マイケル・パーソンズが入り、6位に2016年の世界ジュニア王者ロレイン・マクナマラ/クイン・カーペンターと続き、アメリカのアイスダンスの未来は、現在の輝きと比べても劣ることはないと予感した。

代替画像

ウェイ・ション

中国広東省出身、早稲田大学アジア太平洋研究科を卒業。 コンサルタントを勤めながら、フリーランスのジャーナリスト・通訳として活動。数々のフィギュアスケート国際大会で記者会見の通訳を担当する経験があり、昨シーズンから国際スケート連盟ホームページの選手フィーチャーインタビュー・記事も執筆。趣味はフィギュアスケートの各種記録、データを覚えること。

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