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フィギュア スケート コラム 2017年4月5日

【ISU世界フィギュアスケート選手権 2017】ペア レビュー

フィギュアスケートレポート by J SPORTS 編集部
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【ISU世界フィギュアスケート選手権 2017】ペア プレビュー

ペアの試合ではSP・FSとも素晴らしい演技が続出。ヘルシンキの会場を沸かせた。優勝したウェンジン・スイ/ツォン・ハン組と2位のアリョーナ・サフチェンコ/ブルーノ・マッソ組はそれぞれ歴代2位と4位のトータルスコアを叩き出し、トップ10組がなんと全員200点を超えるなど、なかなか見られないハイレベルな戦いとなった。

1位 ウェンジン・スイ/ツォン・ハン/232.06(SP:81.23/1位、FS:150.83/1位)

過去2大会とも銀メダルを獲得したスイ/ハン組は、今年ようやく念願の金メダルを手に入れた。SPでは「ブルース・フォー・クルック」の音楽に合わせ、全てのエレメンツを高い質で完成させた。中でもスロー3フリップはジャッジ全員から+3のGOE(出来栄え点)を付けられる、完璧な出来だった。結果PB(パーソナルベスト)を更新し、ショート1位に立った。FSでは高い4ツイストを始め、またも+3のGOEのスロージャンプ、リフトはすべてレベル4を取るなど、次々とエレメンツをクリアし、スイがソロジャンプの3サルコウで転倒したにもかかわらず、全選手中、最も高い技術点を叩き出した。心を込めて演じたこの「明日に架ける橋」のプログラムは、観客を感動させ、スタンディングオベーションを起こし、ジャッジも9.5点台近くの演技構成点を与えた。その結果、二人は初めて世界王者に君臨した。「去年両足に手術を受けた後、これからもう滑れないと思う時期があった」と靭帯とアキレス腱の再建手術を受けたスイが振り返り「練習が再開してから、毎日滑れることが幸せですし、本当に戻れてよかったと心から嬉しく思います」と語った。

2位 アリョーナ・サフチェンコ/ブルーノ・マッソ/230.32(SP:79.84/2位、FS:150.46/2位)

ペアを組んで2年しか経っていないサフチェンコ/マッソ組は、去年から順位を一つ上げ、銀メダルを獲得した。SPの冒頭では、レベル4かつGOE+3が付けられた完璧な3ツイストを見せたが、難易度の高いスロー3アクセルで着氷が大きく乱れ、SP2位となった。FSでは、再びスロー3アクセルに挑戦し出来を改善したが、プラスのGOEを得ることはできなかった。一方で、抑揚のある音楽と振り付けが独特な「Lighthouse」は、観客を二人の世界に引き込み、最も高い演技構成点を獲得。スロージャンプでのミスが響いて、FSもトータルスコアも結果は2位となった。今大会で個人10枚目の世界選手権メダルを手に入れたサフチェンコ。「ここまで来られたのは満足していますが、もっともっと欲しいです」とマッソが語ったように、結成3年目となったサフチェンコ/マッソ組のこれからの活躍に注目したい。

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