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王座奪還へ アリョーナ・サフチェンコ/ブルーノ・マッソ
ロビン・ゾルコーヴィとパートナーを組んでいた時期、サフチェンコは世界選手権を5回も制覇した。去年の大会においても、パートナーを組んだばかりのマッソと三位につき、06-07シーズン以来参加した全ての世界選手権でメダルを獲得という偉業を遂げた。直近の欧州選手権では、ショートでミスしながらもフリーにおいては歴代4位の好演技を見せたなど、結成して3年も経たないペアでありながらも、すでに威脅的な存在となった。今大会で二人が最高な演技ができたら、サフチェンコのメダル伝説もまだまだ続くかもしれない。
四大陸覇者 ウェンジン・スイ/ツォン・ハン(中国)
スイハン組は先月の四大陸選手権で圧巻な演技を見せ、大会を四回目制覇した。ウェンジン・スイは去年の5月に両足に大きな手術を受け、一時期車椅子生活を送り、今年の年明けにようやくプログラムの練習を再開できるようになった。その分、オフアイスの練習で表現力を磨き、10ヶ月ぶりに試合に出た時、より成熟した演技が見えた。技術面においては、持ち味である四回転ツイストをすでに復活させ、四回転スロージャンプの調子も徐々に取り戻している。過去二シーズンの世界選手権とも銀メダルを獲得したが、今年はより洗練されたプログラムで更なる上へ目指したい。
挑戦者たち
上述した四組以外、他にも高い実力を持つ挑戦者がいる。ロシア選手権でタラモロ組を倒した五輪銀メダリストクセニア・ストルボワ/フョードル・クリモフ組、欧州選手権銅メダリストヴァネッサ・ジェームズ/モルガン・シプレ組、グランプリファイナル銀メダリストシャオユイ・ユイ/ハオ・ジャン組、四大陸銅メダリストリューボフィ・イリュシェチキナ/ディラン・モスコヴィッチ組、そしてアメリカのアレクサ・シメカ・ケネリム/クリス・ケネリム組なども、覇者たちの隙間を狙って、ヘルシンキの地で完璧な演技ができたら、表彰台に上がるのも不可能ではない。
表彰台をめぐる争い以外にも注目しておきたいのは、日本代表で結成二年目の須藤澄玲/フランシス・ブードロ オデ組の活躍ぶりだ。去年の大会にショートで大きなミスをしてしまい、フリーに進めなかった悔しい思いをしたが、今シーズンはショートが60点台近くまで迫り、フリーも3試合連続100点を超えたなど、演技の安定感が徐々に増し、去年の悔しさを一掃し、満足できるような演技を見せると期待される。
リスキーなエレメンツが詰め込むペアスケーティングだからこそ、何が起こるかが予想できないし、楽しみである。
J SPORTS 編集部
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