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王権を挑戦する次世代の四回転申し子たち
常に「攻め」な姿勢で上を目指している宇野昌磨、今シーズンはさらなる飛躍を遂げた。四種類の四回転を習得したことで、シーズンが進むにつれてプログラムに入れる種類も本数も増やし、安定感も増していく。技術面以外にも優れた表現力で演技構成点を徐々に上げ、シニア二年目にして常に9点台に乗せている。3月に入ってからずっとヨーロッパで調子を整え、万全な準備で臨んだ今大会では、会心な演技去年の悔しさを一掃し、表彰台を目指したい。
全米選手権に続き、四大陸選手権ででもショート、フリー合わせて四種類7本の四回転を着氷し大会を制覇したネイサン・チェンは、現在まさに絶好調だ。最高難易度の構成で挑んだショートに加え、フリーの構成もルールの限界まで迫ってきたが、アルトゥニアンコーチは、「まだ他にできるものを持っているから、期待して」とさらに難易度を上げることを示唆した。世界選手権デビューとなる今大会では、いくつ、そして何種類の四回転を成功させ、またプログラム全体をどれほど仕上げられるか、とても興味深い。
先シーズンから加速した四回転時代のアクセルを踏んだのは、間違いなくこのボーヤン・ジンだ。フィギュアスケート界に衝撃を与えた去年よりさらに難易度を上げて、ネイサン・チェンと同じく四種類かつ7本の四回転の構成に挑むが、課題はジャンプの質とプログラム全体の出来だ。調子を整えて今大会に臨んで、最高な演技を見せられれば、去年に続き表彰台に乗るのも射程内であろう。
また、世界選手権デビューを果たす日本代表の田中刑事のパフォーマンスにも注目したい。NHK杯に続きユニバシアードでも表彰台に上がり、確実に世界で戦う力を身につけたが、四大陸選手権では不安定さを見せ、精彩の欠けた演技となってしまった。それをきちんと修正し、プログラムをよりよく仕上げ、今シーズン最後の大舞台で最高な演技を見せてもらいたい。
J SPORTS 編集部
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