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フィギュア スケート コラム 2017年3月28日

【ISU世界フィギュアスケート選手権 2017】男子シングル プレビュー

フィギュアスケートレポート by J SPORTS 編集部
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男子シングルの進化が止まらない。四回転を武器にトップに立ち、自分の時代を築いた三人の世界王者の後ろに、より多く、そしてより多様な四回転を持つ若者らが、勇猛さを武器に王座を狙っている。真の四回転時代が加速していく今シーズン最後の大会で、勝ち抜くのは現王者たちなのか、挑戦者たちなのか、熾烈な新旧対決が観客をワクワクさせる。

四回転時代を切り開いた世界王者たち

男子シングルプレビュー

 五輪王者でありながらも常に自分の限界を上げ続ける日本の羽生結弦。先シーズンショート、フリー合わせて5本の四回転を入れたプログラムを完璧に演じ、世界記録を大幅塗り替えたことをきっかけに、男子シングルの四回転時代を一気に加速させた。四回転ループを2つのプログラムに入れ、合わせて3種類6本の四回転を挑戦する今シーズン、まだノーミスしたことがないが、試合するたび完成度を上げていった。追う立場にいる時がよりいいパフォーマンスができると自身が言ったように、四大陸の悔しさを糧に、ジャンプの精度とプログラム全体の完成度をどこまで上げられ、今大会で最高な演技を見せられるか、楽しみである。
 一方、現世界王者のハビエル・フェルナンデスは難易度を保ったまま、よりスケーティングと表現力を磨く作戦を取った。グランプリファイナルではジャンプに安定感が欠け、珍しく表彰台を逃したが、欧州選手権では調子を取り戻し、290点台の高得点を叩き出し、五連覇の偉業を達成した。直近の練習試合では納得のいく演技ができなかったが、それをきちんと修正して今大会を臨んで、質の高いジャンプとカリスマ性が溢れるパフォーマンスで王座を守りたい。
 カナダのパトリック・チャンも忘れてはならない。別次元のような滑らかなスケーティングと力と美を融合したパフォーマンスで世界選手権を三回も君臨したチャンだが、今シーズンも四回転時代の波に乗って、四回転サルコウを挑戦し始めた。個別のジャンプに拘らず、エレメンツと滑りが一体化した彼の洗練されたプログラムをぜひ見てみたい。

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