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3枠を死守するチーム・ジャパン
全日本女王宮原知子がケガで今大会を欠場することで、3人の日本代表選手に枠取りのプレッシャーがかかっているが、先月の四大陸選手権で会心な演技を披露し、見事に優勝した三原舞依は、世界のトップスケーターに近づけている。四大陸女王として臨んだ初めての世界選手権では、持ち味の滑らかなスケーティングと安定感のある高いジャンプを見せれば、上位に入る可能性が高い。
四大陸選手権では、三原と同じくシニアデビューを果たした樋口新葉もベテランの本郷理華もケガに悩まされ、納得のいくような演技ができなかったが、二人ともダイナミックなジャンプと豊かな表現力を持つグランプリメダリストなので、本当の実力を発揮できれば、良い順位につけることも期待できる。
エース不在の中、チーム・ジャパンの選手は枠取りの重圧に負けず、自己最高なパフォーマンスを魅せられるか、楽しみである。
表彰台を狙う北米勢
若きロシア軍団と違って、カナダ一番手のケイトリン・オズモンド及び先シーズンの世界選手権銀メダリスト、アメリカのアシュリー・ワグナーは大人の女性らしい成熟した演技で観客を魅了する。高いジャンプとキレのあるスケーティングが目立つオズモンドだが、安定感が欠け、フリーにミスが続出したことでグランプリファイナルも四大陸もメダルを逃したが、自分ができる最高な演技を見せたら、表彰台も射程内になる。一方、調子によってジャンプが回転不足に取られやすいワグナーは、四大陸を辞退し、時間をかけて技術面の問題を修正し、プログラムをも更に洗練に仕上げ、去年に続き再びメダルを狙いたい。さらに、四大陸選手権で3位につけたガブリエル・デールマンも今シーズン試合するごとに点数を上げ、勢いに乗ったまま今大会で上位を目指す。
最後に、戻ってきた元世界女王カロリーナ・コストナーに注目が集まっている。調子が疑われていた中で三年ぶりに出場した欧州選手権ではいつものような優雅な滑りを見せ、210点の高得点を叩き出し、疑問を一掃した。純粋にスケーティング、そして試合することを楽しめたい彼女の美しい滑りとお手本のような正確なジャンプは必見だ。
J SPORTS 編集部
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