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フィギュア スケート コラム 2017年2月20日

スケートとは

木戸先生直伝!今からでも間に合うアイスダンス観戦講座 by 木戸 章之
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世界のアイスダンス事情

世界的には近年のアイスダンスは北米を中心としている。アメリカ、カナダが圧倒的に強く、この2強の国々を追うかのようにフランス、イタリア、ロシアなどが追随している。かつてはアイスダンスはソビエトの独壇場であった。社会主義体制のもと、バレエや音楽、トレーニング、スケートの基礎様々な専門家がつき、世界トップクラスのカップルを次々と出していた。その名残で、今はトップクラスのカップルのコーチの多くはロシア人である。
競技人口としてはそれほど多くはない。フランスやイタリアを始めとするヨーロッパ諸国はアイスダンスカップルを国ぐるみで結成させ、少数精鋭で育成する。各国の国内選手権でも出場組数は10組以下であることが多い。その少数の組が世界を目指してしのぎを削るのがヨーロッパの現状である。一方でアメリカやカナダ、そしてロシアは非常に多くのカップルがいる。国内選手権でも厳しい予選を勝ち抜き、ようやく全国大会に到達するのである。

日本のアイスダンス事情

日本のアイスダンスを始めとするカップル競技を取り巻く環境は極めて厳しいものがある。日本全国スケートリンクが不足しているため、練習時間の確保が難しい。欧米の場合は、スケートリンクではほとんどの時間が選手育成のための貸切練習に割かれているが、日本のスケートリンクは一般滑走が中心となるケースがほとんどである。一般滑走での混んでいるリンクでの練習には大きな制約があるのである。加えて人材不足も深刻である。日本ではやはりシングル優位であり、アイスダンスやペアなどのカップル競技をやってみようという選手はなかなかいないのである。また男女比も非常にアンバランスで、アイスダンスを志す女子10人に対し男子は1人などということも多い。
そしてこれは全世界的に言えることであるが、カップル競技というのは継続させるのが大変難しく、カップルのそれぞれの居住地、学校や仕事などの私生活の都合、そして本人たちの相性などで、10組くらい作っても国内選手権出場にたどり着けるのは1組ないし2組くらいがせいぜいといったところである。 日本、いや世界中のアイスダンスのコーチは四苦八苦しながらダンスカップルを増やすべく努力しているのである。

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木戸 章之

1975年8月28日生まれ。 千葉県松戸市出身。芝浦工大柏、筑波大卒業。 小学校低学年でスケートを開始し、5年生からアイスダンスを始め全日本ジュニアで5度優勝。渡辺心とカップルを組んでからは2003-04シーズンから引退するまで全日本選手権で4連覇。2006年トリノ五輪に出場し15位。現在は専属コーチとして新横浜スケートリンクで、アイスダンスをはじめとしてフィギュアスケートの指導にあたる。

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