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フィギュア スケート コラム 2017年1月27日

全米フィギュアスケート選手権 アイスダンス レビュー

フィギュアスケートレポート by 植田広美
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昨年のグランプリファイナル(GPF)に出場したトップ6中3組を輩出したアイスダンス王国アメリカ。なかでも昨年の全米覇者であり、今季は表彰台を逃していないマイア・シブタニ/アレックス・シブタニ組に注目が集まった今大会。元世界Jr.チャンピオンでNHK杯メダリストでもあるケイトリン・ホワイエク/ジャン=ルック・ベイカー組、エリアンナ・ポグレビンスキー/アレックス・ブノワ組など、若手チームの成長も目覚ましい今、火花散る華麗なダンスの共演に、多くのファンが酔いしれたに違いない。

1位 マイア・シブタニ/アレックス・シブタニ組/200.05(SD:82.42/1位、FD:117.63/2位)

前評判通り、強さを見せつけたマイア・シブタニ/アレックス・シブタニ組。ショートダンス(SD)では、シナトラの『That’s life』にのせ、クラシカルでゴージャスな世界を、確かなテクニックで表現。ディフェンディングチャンピオンとしてのプレッシャーを感じさせないスケーティングで、82.42という高得点を獲得。全米選手権アイスダンスの歴代最高点保持者となった。FD(フリーダンス)では緊張からか少し硬さが見えたものの、加点もたっぷりつく演技で、こちらも非公式ながら自己ベストを更新。それでもFDは2位となったが、SDの貯金で逃げ切り、見事2連覇を果たした。ゆったりと流れるように各エレメンツが繋がりながら、シャープさもしっかりある。見ていて優雅さと爽快さを感じるスケーティングが魅力だ。試合ごとに着実に力をつけて来た彼らが、この勢いのまま世界選手権にピークを持って行けるか。全米の期待がかかる。

2位 マディソン・チョック/エヴァン・ベイツ組/199.04(SD:79.96/2位、FD:119.08/1位)

昨年の全米選手権で、マイア・シブタニ/アレックス・シブタニ組に破れたマディソン・チョック/エヴァン・ベイツ組。2年ぶりにタイトルを奪還するべく、SDから気合いが入っているのを感じた。直近のGPFでは6位に沈むなど、不調を指摘する声もあったが、今回はスタイリッシュでエッジの効いた彼ら本来の演技が戻った。こちらも自己ベストを更新するが、僅差で1位に届かず。FDではデビッドボウイの『Under Pressure』をダイナミックに滑りきり、会場を大いに沸かせた。結果、1位となるものの、SDの差を覆すことはできず2年連続の銀メダルとなった。高い技術に裏打ちされた彼らのパフォーマンスは、最高にクールで、最高に情熱的。一度目にしたら引き込まれること必至だ。

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